生活保護に関する問題、最近ニュースでよく見ますね。
私個人としては、今の生活保護バッシングに耳が痛くなっている一人です。
生活保護って聞くと、どちらかというとマイナスなイメージ。国の財政負担、不正受給、怠けている、などなど。批判すればきりがないですね。自分が必死に支払った税金が、怠けものに配られる。そう思う人もたくさんいることと思います。
しかし、あなたがどうしても受ける必要があったら?
震災で職場を失ってしまった。工場や農場、事務所がなくなった。火災で全部燃えてしまった。事故にあって障害が残ってしまった。伴侶が、子供が。またDV(夫婦間暴力)、家庭内暴力、ひきこもり、パワハラなどなど。
現在の社会はこれらの問題が多々あります。必死に働いてもワーキングプアってこともあるでしょう。労働に関しても弱者が虐げられる現状はたくさんあります。ブラック企業というのも最近の流行ですしね。
これらを考えると、あなたがいつそのような立場になるかわからない。
今あなたが批判しているのは、未来のあなたの生活を批判しているのかもしれません。
この法律はあなたを守る最後の網(セーフティーネット)です。
友達に、震災で職場を失ってしまった。工場や農場、事務所がなくなった。などの状況になった時を聞いたら、自殺するよって返された(笑) どれだけ国に税金を払い、その支援を受けずに自殺しようとするのか?でもこれが、他人に迷惑をかけてはいけない日本人の性、あるいはメディア操作なのかもね。
とりあえず、日本の生活保護の利用率(全人口のうち生活保護利用者数が占める割合)は1.6%で,他の先進諸国(ドイツ9.7%,イギリス9.3%,フランス5.7%等)の中では異常に低いというのは知っておいた方が良いです。これは、生活保護の捕捉率(利用資格のある者のうち実際に利用している者が占める割合)が異常に低いことからきている。
国が定める最低生活以下の生活しか出来ていないのに生活保護を受けていない人が多い。それだけ苦しい生活の人たちが生きるか死ぬかの生活を強いられているともいえます。
生活保護 最後のとりで 失明、車いす…役所は「働けないのか」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012080902000121.html
生活保護の問題に対しての他ブログからの引用です。
現状を知らないこともあるのではないかなと思うのでリンクを張らせて頂きました。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/f16cf8d62a2995d9a6f2606a2651f449
生活保護問題に対して分かりやすく書いてくれてます。これは見たほうが良いですよ。
【日弁連】Q&A今、ニッポンの生活保護制度はどうなっているの?
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/seikatuhogo_qa.pdf
生活保護の問題、私もたくさんの事例をもったが、上記のようなことは多いですよ。水際作戦は存在します。ただこれは、地元で請け負ったことはないので、その点は分かりません。水際の内容は酷過ぎて書けませんが、これ以上のことを言われたりもします。不正受給の方もいるかも知れませんが、そこに目をつけていては本質は見抜けないと思います。
あなたの知らない現状、環境があります。それは想像を絶するものかもしれません。統計を見て何を助けるべきかを皆さんに考えてもらいたいものです。
次回は、生活保護について書いていこうかな。