2013年12月31日火曜日

新たな仕事。

 先日、利用者さんを連れて佐倉の武家屋敷へ見学に行ってきました。なんで行ったかっていうと、新たな事業にこれを加えようと思ってるからね。
 どういう事業か?って、今では少なくなってるんだけど、昔ながらの家は屋根が萱葺だった。その萱葺屋根を作る仕事なんだよね。
 うちの屋号は屋根屋さん。地元で知ってる人は知ってるよね。爺さんが萱葺屋根の職人で、歴史的な建造物の屋根を復旧してる。



 最近、佐倉市から仕事が入り、その仕事が忙しいから利用者に手伝ってもらおうかな~と考えた。もちろん、人件費は普通に支払うよ。できそうな利用者さんが二人いるからね、心強い。それで誰かが修行して一流の職人になれればな~… なんて馬鹿げたことを考えてます。
 歴史的な建造物を障害のある方々が支えてるって素敵でしょ~。
 そういうありえないことをやって、当たり前にしていきたい。


 この業界は高齢化が進んでて、跡継ぎも少ない状態です。やれば独占出来るよね。俺が言うのも何なんだけどさ、俺は継ぐ気全くないし。でもね、だったらうちの事業に組み込んで、利用者に職人になってもらっても事業継続してもいいんじゃないかと考えた訳。

 「大丈夫?危険じゃない?」いろいろ言われそうですけど、まあ頑張ってやって行きます。利用者さんがね(笑)それに乗り気だしね二人とも。事故とか怪我とかいろいろ問題は山積みなんだろうけど、楽しみながらやっていきます。

 来年から始動します ( ̄ー ̄)ニヤリ

2013年12月21日土曜日

ぺっぺさんの話。

 スタッフと一緒にイベントに参加してきました。

『むかしMattoの町があった』自主上映会特別企画
鼎談 イタリア精神保健改革をもっと深く知りたい!(東京講演)

■出演者 
前トリエステ精神保健局長  ペッペ・デッラックア
180人のMattoの会代表  大熊一夫
同 副代表  伊藤順一郎
(通訳:松嶋健)



 自分の活動を始めたのもトリエステのサービスに憧れたから。そんなサービスを日本に作りたいと。だからこそ、一緒に働いていたぺっぺさんの話は聞かないとね。

 日本の精神病院は、昔のイメージとは一新。改装とか新しく建てたりして、明るく開放的な病院になってきました。
 でもね、ぺっぺさんは「時代が変わって、ゴリツィアの精神科に行ったバザーリアも、トリエステの精神科に行った自分も、昨日行った日本の精神科も何ら変わらないものだ。閉鎖病棟、隔離、拘束、バザーリアの時代も今も変わらない。」と語っていた。
 どんなに病院が綺麗になったとしても、そこでは人であることが否定さている。その一人の人ではなく、病気をみるようになり、隔離や拘束などの扱いが正当化されている。

 病気に苦しんでいる人々は,多くが自分の境遇や病などに孤立している状態である。
 そうだとしたら、「抗うつ薬、電気ショック、入院」のかわりに、「どのようにしてその人に寄り添える人々を地域の中に作っていくか」が重要なのではないか?と話してくれました。

 人権というものを深く考えさせられる想いと言葉。


 そもそも人権とは何か?
 人間が人間らしく生きていくために必要な基本的な自由と権利の総称。人間が生まれつき天賦(てんぷ)不可譲の基本的人権を持つということである。

 日本国憲法における基本的人権は大きく分類して5つ、平等権、自由権、社会権、請求権、参政権に分類できる。

 ・平等権・・・差別されない権利
 ・自由権・・・自由に生きる権利
 ・社会権・・・人間らしい最低限の生活を国に保障してもらう権利
 ・請求権・・・きちんと基本的人権が守られるように国にお願いする権利
 ・参政権・・・政治に参加する権利

 入院患者の権利はどれだけあるのだろうか?
 平等権はなし。自由権もなし。(任意入院以外) 社会権もないし、請求権も当たり前にない。参政権?あるわけないでしょ?ちゃんと判断できないだろうし。
 全部あるわけないよ!キチガイだし!

 他人に迷惑をかけてしまうかもしれない彼らに人権はないのだ。
 おかしいでしょ、何するの?大丈夫?よく聞くよね。今年、いろいろあったからね。そういう言葉をさんざん聞かされた。で、「どうなってるのあなたのところは?ちゃんと管理しないとダメだよ。」よく怒られました。

 「そうか、縛って身動きできなくしておけばいいんだ!」
 そうなるよね。

 それがはたして正しいことだろうか?


 人権とはあなたやあなたの周りの人だけではなく、全員に等しくあるものだと思う。


 人として生きていくということ、その権利を再確認させられる機会になったかな。


 当たり前になっている前提を疑い、自分たちがやっていることを真剣に問い続けていくこと。それなくして、安易に解決だけを求めても何も得られない。

2013年12月14日土曜日

タイムスリップ

今回のイベントは、ちょっと昔へタイムスリップ!
成田にある房総の村に行ってきました。



素敵ですね!この街並み(^o^)



ちょっと当時を体験してみたりして。




右から2番目のちゃらいのが俺です。



武家屋敷での記念写真。



そして、昼食。



遊び過ぎだよね。
さて、どっちへ行くのか⁈



古い農家の家。
楽しすぎ!



やりたくなるよね。
こなきばばあ。



え~、一応スタッフです。




まだなのかな、お茶が欲しい…。


2013年12月1日日曜日

バザー出店のご案内。

上映会 in 茨城県稲敷市
「むかしMattoの町があった」上映会ならびに大熊一夫講演会

バザー出店のご案内

茨城県稲敷市 江戸崎公民館

~ 「むかしMattoの町があった」とは? ~

この映画はイタリア精神保健改革の最初の20年を描いた素敵なイタリア映画です。イタリア語のMatto は狂気をもつ人。「Matto の町」は精神病院を意味します。この映画のタイトル通り、イタリアではかつて精神科医療の中心であった公立精神病院は、いまや姿を消し、もはや存在しません。のちにバザーリア法とも呼ばれる法律180号によって、新規入院は禁止され、地域で予防、治療、アフターケアを一貫して行う新精神保健システムの導入とともに、20 年をかけてすべての精神病院を閉鎖しました。 2010 年にイタリア国営放送が制作放送したこの映画は、法律成立の原動力となった医師フランコ・バザーリアの改革の軌跡を追いつつ、入院患者であった人々や医療スタッフたちによって織り成される苦悩と喜び、理想と現実、失敗や挫折そして希望のドラマを実話に基づいて描いています。人間の可能性を信じることの素晴らしさを感じさせてくれるこの映画は、イタリアでの放送時には21%の高視聴率をたたき出しました。

~ 大熊一夫講演会 ~

「ルポ・精神病棟」や「精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本」の著者である大熊一夫(元ジャーナリスト)による「イタリアと日本の精神保健‐なにが違うのか‐」の講演会を開催します。

~ 主催者より ~

今回のイベントを行うことで、日本とは違ったイタリアの精神保健サービスを理解して、良い面を取り入れサービスの向上につなげること、また精神障害者に対するイメージや偏見の除去、地域で生活していくための可能性を考えることで普及啓発を行えればと考えております。
イベント当日は多数の参加者が来場されると思います。障害者関連、NPO関連の製品や物品の販売、事業所紹介を行い、少しでも関連団体様、当事者の方々の発展につながればと考えております。各団体様のPRにもつながると思いますので、是非ご参加くださいますようお願いいたします。

★開催概要
■名 称 : 自主上映会 in 茨城県稲敷市
■開催日時 : 平成26223日(日)10301630
■開催場所 : 江戸崎公民館 大集会室 (茨城県稲敷市江戸崎甲2148-2
■主 催 : NPO法人SMSC 障害者の働く場所を作る会
     バザーリア映画を自主上映する180Mattoの会
■共 催 : 医療法人社団恵和会 湯原病院
■協 力  :  RAI フィクション,Ciao Ragazzi!,フランカ&フランコ・バザーリア記念財団
      トリエステ精神保健局
■後 援  :  イタリア大使館、稲敷市社会福祉協議会
■展開内容 : 「むかしMattoの町があった」上映会ならびに大熊一夫講演会
       障害者支援団体、NPO団体による物品や食品販売などのバザーと事業所紹介
■開催規模 : 来場者約 300
■入場料 : 1,000円(資料代)※バザー出店、事業所紹介のみの方は、入場料は頂きません。

★バザー・事業所紹介のご案内
募集対象 : 障害者関連事業者、NPO団体
募集内容 : 食品・非食品(自社商品、自社食品の販売)及び事業所紹介ブース
販売制限 : 特になし。
募集予定数: 約15団体
販売面積 : 1出展者あたり16㎡のスペースを基本とします。必要があれば、それ以上のスペースも可能ですのでご連絡ください。
小間割り : 出展申込みに対する場所の割り当ては出展内容、食品販売の有無等を勘案し、事務局が決定後、後日発表させて頂きます。なるべくご希望に沿うようにいたしますのでお伝えください。
会場管理 : 事務局は会場全般の管理保全に当たります。出品物の保護については、出展者ブース内 ストックヤードを問わず、出展者が責任を負うものとし、事務局は盗難・紛失・損傷・その他 会場内で発生した事故に対して損害を賠償いたしません。
試飲・試食・食品販売に関しての届け出については事務局が一括して行います。保健所の指導に基づき、別途料金の発生する申請や、設備に関し特別な処置が必要な場合は、出展者の負担となります。
提出書類 : 出展申込書
応募締切 : なし
■送付先 : NPO法人SMSC 
        FAX 0299-79-1667

出店規約
1.開催趣旨
障害者関連団体やNPO関連団体の活動を知ってもらう機会として開催するものであり、各団体で作っている物品や食品などを出品するためのバザーと各団体の事業所紹介を行います。
2.出店資格・条件
参加資格は、今回のイベントに賛同されている団体とし、障害者、NPO関連団体であり、今回のイベントの協力団体として名を連ねても良い団体とします。
自社製品を販売すること。
手持ち出店のみとします。(車輌での搬出入は出店者用指定駐車場までです。)
出店は、当日のみとします。 9:3018:00
出店位置は、バザー当日に主催者が受付時に決定します。
出店当日は、申込者本人が参加することを条件とします。
人身物損や盗難等、万引きなどの弁済責任は負いません。すべて自己責任、当事者間の責任において解決してください。
自身の出店場所およびその周辺は必ず清掃を行い、ゴミは各自お持ち帰りください。
販売時間の厳守、及び販売時間外の物品や金銭のやり取りは行わないでください。
主催者の指示に従わない場合や、本規約を順守していただけない場合、また、他に迷惑をかける行為などを行った場合は、出店を中止していただくことがあります。
3.禁止事項(禁止事項に抵触する場合、次回以降出店はできなくなります。)
法律、関連諸条例に抵触する物品の持ち込みおよび販売。危険物、動植物、医薬品、化粧品など直接肌につけるもの、大量の同一商品の持ち込みおよび販売。
主催者が不適当と判断したものの販売や行為。



上映会 in 茨城県稲敷市バザー出店申込書
開催趣旨に賛同し、出店資格・条件、禁止事項を順守したうえで出店に申込みます。

施設名

人数

住所

連絡先

担当者

担当者連絡先

出品物

要望

以下について同意いただけない場合は出店できません。
□今回のイベントに賛同し、協力団体に記載しても良い。

 こちらの用紙をFAXにて、事務局までお願いいたします。

イベントページはこちら http://bit.ly/1axJoCN   事務局  FAX 0299‐77‐5150

地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...