2016年1月20日水曜日

安請け合いから始まる新たな展開。

~最近の法人の動向~
昨年の12月から畑作業メインの指導員が常勤で入社しました。
今年の1月からは、グループホームの世話人として常勤が入社しました。
これで、合計スタッフ11名。(常勤6名、パート5名)
急速にスタッフが増えてきた感じです。


今回の人事は、事業規模を少し拡大するため(数名分)と、あとはちょっと変わった出会いから。

昨年の7月におかしな電話が来た。
うちの法人の活動を知って、同じような事業をしていきたいのでコンサルしてほしいというもの。
今は愛知県に住んでて、地元の大きな精神科病院の正看護師をしているという方でした。
その後もメールでやりとりして、精神保健福祉士の資格取得を目指しつつ、うちで働いて現場経験を積み、2年後に独立するという流れに。

俺の事だからね。
「いいですよ。」と安請け合い(笑)
今月から入社して、修行が始まりました。
それに看護師を本来より安く雇って、医療面からの視点が加わることで、支援の視点がより多角的になるから、うちとしてもありがたしね。

なので、今年は別の意味でも忙しくなるね。
今年の夏くらいには、現地に調査行って、県や市との協議も行っていかないといけない。
その間にも、事業計画やら流れや設備や運営面などいろいろ協議して進めていかないと。
まあ、元の病院との連携は取れそうだから、計画をしっかり作って、資金も考えていけばなんとかなると思う。

安請け合いで始まったけど、やるからにはしっかりやっていく。






【あなたの「いいね!」で、SMSCを支援してください!】 


☆ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 ベンチャーブログ 社会起業家へ

応援クリックを宜しくお願い致します。

2016年1月18日月曜日

ユニバーサルな街へするためには、ハード面よりソフト面?

障害のある方が地域で生活していくためには様々な障害がある。

その障害をサポートする仕組みとして障害福祉サービスがあり、様々なサービスを行う施設がある。

うちはこれまで、稲敷市内で障害者が安心して生活する仕組みとして、住む・働く・相談するといった事業を作りサービスを行ってきた。これらがあれば、とりあえず地域で生活していけるだろうと思っていたからね。もちろん、まだまだ必要なニーズを見たしているかというとそうでもない。まだまだサービスの種類も数も足らないので、これから徐々に増やしていこうとは考えている。

働いて住んで相談する。
「それだけできれば、いろいろ改善するよねっ。」て思う方もいるかもしれない。
まあ、ある程度社会になじんで生活できてるかな~と思うけど、それでもみんなと同じような生活をしたり、地域の方々との間には大きな距離があるんだよね。

先日、R-SICに参加して感じた事なんだけど。
特にスタディーツアーで。

車イスにのって街へ出たり、コンビ二に行ったり。アイマスクをして、街を歩いてショッピングセンターに行ったり。(障害のある方がガイドしてくれています。)

実際にやってみるとね、ちょっと進むだけで障害ばっかりなんですよね。
段差が多かったり、点字ブロックがあったりなかったり、急になくなって困る時もある。トイレは使えないし、キャッシュディスペンサーは車イスからは見えにくいし、後ろから暗証番号が見られてしまう。目が見えない中、同伴者と弁当を買っても、説明されても商品の想像がつかないし、味も分からない。
ショッピングセンターに行っても段差は多いし、歩行スペースに商品が陳列されて通れない。建物自体が非常時に逃げられない構造になっている。などなど。あげればきりがないくらいの障害がある。

バリアフリーって考えると、トイレを障害者用を作ってスロープを作ってって考えるけど、それ以外の障害が多すぎる。何となくみんなの視線や対応が気になったりなどもね。体験してみて感じるのは、自分だったら日用品を買うだけで一日が終わってしまうな~ということ。

これはやってみないと分からない。
「障害って大変だよね。」って理解したとしても、その2倍3倍は理解できる試みだと思った。

大学では同じことをしてたんだけどね。
一般の方々に参加してもらうということは、障害の理解やソフト面の改善に大きくつながることが素晴らしいな~と。

施設側のハード面はコストなどの金銭に大きく関わる。
そこを変えていくことはもちろん大事だけど、急速に変えていくことは難しい。
その中で障害をなくしていくためにはソフト面の改善が大事なんだよね。

「あたし、困っています。誰か助けて下さい。」
「何に困っていますか?手伝いますよ。」

これで街に出た時のいろんな障害が消滅する。
ただ、一般の方は関わり方が分からなかったり、障害のある方々は気を遣ってお願いしにくかったりするのもあると思うけどね。


お互いを理解することが大事だし、そのための取り組みを行っていくことがこれからの活動に必要なんだと感じた。

病院から地域へ。地域にある施設へと拠点が移り、より地域社会での生活が出来るようになってきた。でも施設の中で完結してしまう生活は、地域住民との距離があり、まだまだ閉鎖的な福祉社会なのではないか?
関わりが少ないから、彼らを知ることができない。それが偏見をもとうと思っていなくてもできてしまう距離感につながる。

地域の祭りへ参加したり、祭りをやるだけじゃなく、彼らと共に時間を過ごしたり、体験を共有できる場をどんどん作っていけたらな~と思う。

そしていろんな人が障害を知り、体験して自分ごととして考えていくことで理解が深まり、距離が縮んでいけるようにね。(誰もがゆくゆく障害者になるんだから、早めに知った方が良いしね。)

その手段の一つとして、障害者理解のため、また地域での障害の分布を知るうえでも、アクセスビリティマップ作りはとても面白い効用があると思う。


こんな感じの手作りマップ。
これを誰もが利用できるアクセスビリティマップへ。



障害者と一般人(健常者)が、共に関わりながらマップを作っていく。
この試みがハード、ソフト両面の改善をもたらし、今より楽しい社会の在り方を作っていけたらいいな~と思う。
これをワークショップで行い、ソフト面での改善を今後は狙っていきたい。そして教育分野に絡んで、早い段階でユニバーサルの考えを教えていけたらと思う。
それが、これからの課題だね。



【あなたの「いいね!」で、SMSCを支援してください!】 


☆ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 ベンチャーブログ 社会起業家へ

応援クリックを宜しくお願い致します。


2016年1月12日火曜日

2015 R-SIC に参加して。

つくばの国際会議場で行われた「社会的事業の経営者・経営幹部」向けの招待制のカンファレンス、R-SIC2015に参加してきました。

昨年に招待されて、圧倒的な熱量と学びとつながりを体験しました。
今年は、地元の茨城県つくば市。そりゃあ、参加するしかないですよね!

1/10、11の2日間にて行われたカンファレンス、今年もその熱量とパワーに圧倒されっぱなしでした。


R-SICについては、こちら。 http://ridilover.jp/R-SIC/

イベント初日は、スタディーツアー。
今回がイベントで初となるツアーは10個に分かれていて個々が興味のある分野のツアーに参加して、参加者みんなでディスカッションをします。

スタディーツアーについてはこちら。リィディラバの公式HPより。 http://ridilover.jp/

自分は、「ミッションをクリアせよ!まちなかユニバーサルツアー!」に参加しました。
ツアー先団体: i-link-u

障害者と健常者の人間同士のもっと自然な文化交流を目指し、アイマスク、耳栓状態で街や施設内を歩きながら、街中にある障害を見つけ、それをクリアするために私たちができることを考えるというものでした。
内容は、身体障害者の疑似体験として車イスにのる。
視覚障害者の疑似体験としてアイマスクをつけるという体験をすること。
そしてそのまま街へ出て、コンビニでご飯を買ってくる、アイマスクで御飯を食べる、またショッピングセンターでそれぞれの障害の実際のバリアとなっている障壁を探すというミッション。すごくゲーム感覚なんだけど、当事者の気持ちの理解やバリアとなっている障壁を自分ごとのように考えられる体験的なツアーで、その後のアクションにもつながる素敵な試みでした。


みんなで記念撮影。


この体験は福祉大学でやってたんだよね。
だからやってみて懐かしかったし、久しぶりで楽しかった。車イスは何度も乗ってるから操作性も自信ある。車イスバスケもやったことあるしね。自分の車イスの腕を見せつけられたと思います(笑)
ただアイマスクはいつやっても怖い。
アイマスクして街に出ることを想像してください。同伴者がいてもシャレにならんほど怖いから。
その状態ってやってみないとわからない。気持ちに寄り添ってみても分からない。でも体験することで一気に理解できるようになる。
この試みは健常者の方々の障害への無関心を大きく改善できる取り組みだと思いました。
そしてこの試みが、障害者が安心して地域で交流し暮らしていくためには必要だと思った。ハードだけではなくソフト面の改善として。その詳しい内容は次回に書いていく。

スタディーツアーは素敵な学びと体験、つながりを作ってくれました。楽しかったね。


そしてウェルカムパーティ。
様々なトッププレーヤーとお酒を飲みながら、話をしたりなど交流ができます。
2度目の再開。阿部さんと記念撮影。




そして2日目は様々な分野のセッションとクロスポイント。
予防医療について、地域での新しい教育モデルについて、NPOの今後についてや、ジャーナリズムと公共性について、そしてクロスポイント。
幅広いけど、どれも興味がある内容で、どれも濃い話が聞けて楽しかった。

セッションはこんな感じです。



そしてCROSS POINT。
CROSS POINTは社会的事業アイディアのプレゼンテーションの場で、
8名の方が壇上でプレゼンテーションを行い、著名投資家や出版・メディア関係者などが
審査を行い順位を決めます。



どのプレゼンも良かったが、次の2つはとても印象的。
・シニアのスマホデバイド解消~スマホ茶屋~NPO法人シニアSOHO世田谷 代表理事 山根明
 81歳という高齢ながら事業をしっかり組み立て、展開をして行くのも当事者の強みを生かせばスムーズ進めていけるんだろうな~って感じた。プレゼンもしっかり笑いをとっていくところも上手かった。

・21世紀を生き抜く子ども達のための社会起業 AO義塾 (Edventure株式会社) 斎木陽平
 この人は忘れないですね。事業の内容は全然わからなかったが、彼が伝えたかった「狂いたまえ。」という言葉。深く胸に刺さりました。「狂え。」という言葉の意味もね。勢いのあるトークと熱量は今回一番だね。


そして、今回会いたかった湯浅さんと記念撮影。



この2日間、どれも楽しくてあっという間でした。
書きたいことはまだまだたくさんあるけど、長くなってしまうのでまとまりないけど終了します。

本当はプレゼンできるような事業を持っていければいいんだけどね。
それはこれからの課題だね。




【あなたの「いいね!」で、SMSCを支援してください!】


☆ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 ベンチャーブログ 社会起業家へ

応援クリックを宜しくお願い致します。




2016年1月7日木曜日

ブログタイトルを変更します。

ブログのタイトルを変更します。


タイトル名は、雲外蒼天。

好きな言葉です。




理由としては1月4日より法人のホームページがリニューアルされました。そしてお知らせ等によりブログみたいに報告できるようになりました。

このページです。 http://www.npo-smsc.jp/news

法人内での活動については、こちらで報告していければと考えています。


そしてこのブログは、これまで法人やそれらの活動内容などについて書いてきましたが、これからはより個人的な内容、思考や報告、今後の活動を中心に書いていきたいと思います。

これからも頑張って活動していきますのでお願いいたします。





【あなたの「いいね!」で、SMSCを支援してください!】


☆ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 ベンチャーブログ 社会起業家へ

応援クリックを宜しくお願い致します。




2016年1月4日月曜日

夜明けぜょ

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


年が明けて今日はもう4日。

家族や親戚などとの時間を満喫して、今日が仕事始めのところも多いかと思います。
うちも今日が仕事始め。
午前中から相談等の仕事がいっぱいです。。。

忙しいのは良いことだけど、ほぼ寝正月だったからね~。
起きても本を読むか、子供とゲーム。(勉強はやらせています。)
連休中は何もなく、スタッフのおかげで十分充電させていただきました (*´∇`*)
スタッフに毎度ですが感謝です!


で、年末はその年を振り返り、来年はどうしようかと考える時期。
自分はこの時期にある程度考えるんだよね。

で考えた結果。

「元年」

今年の法人テーマは、元年。

おんらが村という福祉コミュニティと地域住民との交流が融合できるような村を作り、とりあえず市内の福祉を変える元年としていきたいと思う。

当初の法人目標である住む、働く、相談するといった事業を行うことで、障害があっても安心して暮らせる地域社会の実現は、まだまだだけどね達成できたと思うんだ。目標である3事業を始めたからね。(ニーズの充足はまだまだだけどね)
ここが彼らの自立へのスタートラインであり、当法人のスタートラインでもあるけどね。


今年は次のステップへと移行したい。
思っているより地域住民は温かく、偏見があるわけではないんだと昨年に感じた。
もっと地域との交流を増やせるような事業展開をしていきたい。
それを昨年から廃校プロジェクトとして市と話しているが、なかなか思うようには進まないんだけどね。
今年中にはなんらかの形にして行きたいと思います。


それと新たな事業展開もして行きます。
これは決まり次第こちらで報告するぜ!


個人目標としては、さらにチャレンジ元年かな。
八方塞がりも解けたしね。(呪い…。)
これまで以上に積極的にチャレンジする機会が増えると思うよね。多動だし。
他県進出も検討中!(まだ決まってないけどね。)

好きな言葉

【雲外蒼天】
雲の外に出れば、青空が望める。
転じて、努力して困難を克服すれば、
必ず素晴らしいことがあるということ。
絶望してはいけないということ。



障害のある方と地域住民が気遣いなく暮らせる街へ。

稲敷市の夜明けぜょ (o゚▽゚)





【あなたの「いいね!」で、SMSCを支援してください!】


☆ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 ベンチャーブログ 社会起業家へ

応援クリックを宜しくお願い致します。


地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...