2016年3月25日金曜日

僕の考える市の地方創生戦略。

地方創生。

これだけ聞くと、「何かこれから大事だよね。」って思うけどさ、良くわからんよね。

なので、とりあえずググってみた。

地方創生(ちほうそうせい)とは、安倍内閣により掲げられた、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策のこと。地方における安定した雇用の創出や、地方への人口の流入、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえ、時代に合った地域をつくり、地域間の連携を推進することで、地域の活性化とその好循環の維持の実現を目指すとしている。
地方創生 - Wikipedia より引用。)

地方創生は、地域資源を生かして雇用を促し、人口を増やして福祉も充実させる。それが活性化につながるってことだと思う。簡単に言うとね、多分…


いやいやそんなこと分かっているけどさ、なかなか出来ないよねっていうのが地域の本音だろう。



まず稲敷市の人口について。
平成17年は49,689人。平成25年は44,556人。8年で5,000人が減る。

この勢いで減っていったら大変なことになるね(笑)


どうすれば流出を防げるか?そして人口を増やせるのか?
稲敷市の強みは?

強みは、農業、釣り、ゴルフ、東京からアクセスが良いすごい田舎。
弱みとして、交通機関が少ないので車がないと生活に大きく支障をきたすこと。それに働く場所も少ない。(車があればある意味天国だけど。)

住んでる自分にとっては、魅力も売りも少ないと思う。生活に困ってはないし、人は優しいと思うけどさ。

その地域で流出を防ぎ、どう人口を増やしていくのか?
とても難しい課題だね。

企業誘致合戦して勝ち取るのもいい。
雇用がどれだけ増えるか?業種によっては雇用数も少なく、あまり意味ないというのもあり得ること。
そして雇用を増やしても、わざわざ稲敷市には住まないよね。生活するには意外に不便だから。
住むなら龍ヶ崎とか阿見とか牛久とかになるんだろうと思う。
それに田舎なのに住む場所が少ないという問題もあるからなお大変だ。

生活を便利にするためにイオンを呼んだって埼玉化するだけだ。地域の色はなくなっていくし、それだけで住む理由になるとは思えない。住んでる人は車持ってるから、便利なところに買い物に行けるし。まあ、イオンが来たら嬉しいけどさ。

人口増の決め手にならない気がする。


じゃあどうする?

他の田舎と変わり映えしない何もない田舎。
売りがないなら作るしかない。


稲敷市は「ゆりかごから墓場まで」安心して過ごせる場所にすればいい!


生活の基盤を作るうえで、子供の成育環境はとても大事。
安心して過ごせる環境であれば、生活の基盤を置くようになるんじゃないかなと思う。

「 #保育園落ちた日本死ね 」っていう問題もあるし。


それに下流老人って問題もある。
藤田さんの本の内容だけど、かなりの人が下流老人になるリスクもある。将来、介護を受けられないかもしれない。そして貧困世代と言われる若者の貧困問題もクローズアップされてきた。
どの世代でも貧困者が増えてきているということ。

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)
貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち (講談社現代新書)


これは厚生労働省が2014年に発表した日本の相対的貧困率の推移。2012年の日本の相対的貧困率は16.1%。
子ども(18歳未満)に限ると16.3%です。すなわち国民の6人に1人が相対的貧困ということになる。


先の見えない困難な生活が続いていく。
どうもこれからの社会はとても生きにくいらしい。
みんなが何となく抱えている不安だよね。

それを解消、軽減できるような福祉サービスを作っていく。

・障害があってもなくても安心して子供を養育できる環境。
・自分の個性を生かした教育環境。
・社会からドロップアウトしても再チャレンジできる環境。
・老後に安心して過ごせる環境。

ざっとだが、今思うことを挙げてみた。

福祉サービスを充実させることで、それぞれが暮らしや生き方などを自分で選択して、安心して過ごせる町へと変えていくことができる。

それらのサービスを市の住民を優先に利用できるようにする。
もちろん、他の市からも受け入れるけどね。

「おいおい、そんなに福祉サービスを増やしたら税金がシャレにならんでしょ!」
って思うかもしれない。

下記に載せるが、これからの納税世代でも若年無業者、フリーターなどの問題もあり、まだまだ課題は山積みだ。

(若年無業者)
15~34歳の若年無業者は60万人,15~34歳人口に占める割合は2.2%。


(フリーター)
15~34歳のフリーターは182万人,15~34歳人口に占める割合は6.8%。


内閣府のHPより抜粋)

上記の図のように、生活に困難を抱える人たちへの早期のサポートが社会復帰につながり、将来の税金の削減と納税者になることで経済発展にも良い影響を与えるでしょ。他にもいろんな課題はあるけどね。


それで、稲敷市ではどういう福祉政策をして行くのか?

福祉特区にして、障害や貧困、高齢者などの様々な福祉サービスを網羅して、数を増やしてより多くのニーズに応えられるようにする。

福祉サービスは、国もそうだが住んでいる市町村が負担している。
ない地域は他のある地域に税金を払う。それが市内であれば、市の事業者に支払い、それが地域へと消費することになる。他から受け入れれば、それだけ外資が得られるということ。
それにサービスによっては人員配置基準もあるため、定員に合わせて雇用者を増やさなければならない。そのため雇用者も増える。
そしてサービスが増えれば、どのような状況になったとしても、これまで以上に生活に安心が得られる。


「福祉によって外資を得て、雇用者を増やし、安心して過ごせる生活を提供して、人口を増やしていく。」

そう、これが僕の考える稲敷市の地方創生戦略。

妄想に近いけど。



長々と見てくれてありがとうございます。

今後、この妄想を実現できるように頑張ります。



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2016年3月9日水曜日

初の協議会は無事に任期満了です。

平成26年9月から委嘱された稲敷市自立支援協議会。
今年の3月をもって任期満了です。

初めての体験で右も左も分からぬまま、副会長という任にもなってしまいましたが、無事に終えることができたぜ。良かった (*^^)v

協議会内にはそれぞれの担当部会があって、その部会ごとに地域で障害のある方々が安心して過ごせるように普及啓発活動や研修会、その他イベントなどを行った。

これは研修会の様子。(会場)




私が担当していたライフサポーター部会では、2年かけて自殺予防プロジェクトを議論して、一応はスタートするまでになった。
プロジェクトが始まる前には、普及啓発活動やゲートキーパーについての議論もしてたんだけどね。
もっとより踏み込んで、自殺する恐れのある人たちを救えないだろうか?そのためにはどうすればいいのか?
などという議論を重ねて、再企図防止プロジェクトをすることになった。

自殺予防プロジェクト(自殺再企図防止プロジェクト)は、救急医療機関に運ばれた自殺未遂者の支援が、ほとんど処置のみで終わってしまうことを改善するために、救急医療機関と市役所が連携して、本人への相談支援を行い、その後の支援へつなげてフォーローアップするというもの。

自殺未遂者の再発率はとても高い。

それ以前の予防も大切だが、察知できない以上なかなか改善していくのは難しい。様々な社会問題の解決が必要になるからね。それはこれからの課題にして、まずは出来る範囲の動きで改善できるものにしていくことが大切だと考え、再企図防止を目標に掲げたわけだ。

とりあえずだがスタートした自殺予防プロジェクト。
これで稲敷市は自殺対策に本気で動き出す!


今後の動向は気になるところだが、自分は任期が終了したので、また来年ていっても来月からだけど、委嘱されれば関わっていきたいな~と思う。

とりあえず、いろいろ経験できた協議会の2年でした (= ̄▽ ̄=)V


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地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...