新年明けましておめでとうございます。
皆様のおかげで今年も無事に新しい年を迎えることができました。
昨年の7月には、5周年記念イベントとして貧困問題について考える無料講演会(~「普通」の暮らしがしたい~ 先の見えない「貧困世代」のリアル)と水戸京成ホテルにて5周年記念パーティーを行うことができました。
【過去記事】 5周年記念を迎えて。 5周年記念イベントを終えて。
無事に開催できたのも皆様の協力があってのことだと思っています。
ありがとうございます。
5年という節目を越えて、スタートアップという第1章が終わり、第2章へ移ってきたんだなと実感してます。
平成30年度(2018年)には診療報酬、介護報酬が同時改定されます。もちろん、障害福祉サービス等報酬も改定になります。報酬の増減は様々ありますが、ますます各事業所の力が試されてくるのではないでしょうか?
当法人もさらに気を引き締めていきたいところです。
とりあえず今年の目標を設定する前に、これまでの法人のビジョンと動きの振り返りから。
スタートから「障害のある方が安心して過ごせる地域社会を実現する」というビジョンで、グループホームや就労支援、相談支援事業を展開してきました。
そこで得た気付きとして、貧困の問題を改善できれば、精神的な疾患や障害を減らせるのではないか?ということ。それほど貧困状態の方が多かった。
そのため昨年は、特に社会的な障壁の多い障害者や生活困窮者を含む「すべての人にチャンスのある社会をつくる」というビジョンで、昨年の4月から生活困窮者世帯の子どもの学習支援事業を始めました。活動してみて感じたのは、貧困の度合いと量。比較的裕福な地域だと思っていましたが、格差はとても大きい。
「でもその現状を知っている人がほとんどいない。」というのが、この問題に支援が届きにくい理由だとも思います。
これらの活動を越えて第2章はどうするか?
ちなみに今年より稲敷市の高齢福祉課にコミットして生活支援コーディネーターの役職に就きます。そのため、高齢分野の支援も視野に入れなければいけないということです。
これまでの福祉活動を通して感じるのは、障害者や生活困窮者等が安心して過ごせる社会では足りないということ。そこには、それ以外の一般の人もいるのだから。
またどの分野もバラバラでの運営なので、高齢者・障害者・児童・一般等のそれぞれの関りがそんなにない。なので、どの問題も当事者意識を持ちづらいし、差別や偏見にまでつながっていくんだろうとも思います。
これからはあらゆる人が交わり、関われる空間、サービスを作っていく。
「ゆりかごから墓場まで。」が頭に思い浮かんだ。
これは、社会保障制度の充実を形容する言葉で、第二次世界大戦後にイギリス労働党の掲げたスローガンのこと。これが日本を含めた各国の社会福祉政策の指針となった。
まわりまわって福祉の原点に立ち返るような感覚なのだ。
「子どもからお年寄りまで安心して過ごせる地域社会を実現する。」
これからはこれを理念として活動していきたいと思います。
この活動は皆さんの協力があればこそ実現するものと信じてます。まずは目の前の課題にひとつひとつ着実に取り組んでいきます。どうか皆さん、今年もよろしくお願いします。
新しい年が更に良い年になるよう祈念致しまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。
~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~
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