2018年2月13日火曜日

【御礼】まちキッチン「あえる」のクラウドファンディングが無事に達成できました。

まちキッチン「あえる」のクラウドファンディングが達成。


【結果】 2017/12/09~2018/01/30(2ヶ月)
 目標金額 ¥300,000
 集まった支援総額 ¥383,000(127%達成)  パトロン数 61人

 CAMPFIRE https://camp-fire.jp/projects/view/54070


目標金額を上回り達成できたのも、たくさんの方のご協力とご支援があったからと感謝しております。誠にありがとうございました。


この企画は、昨年の9月以前(いつか忘れた...)に地域おこしの高島君と子ども食堂の企画を考えていて動き出したもの。

9月1日には、いつものデニーズにて高島君とざっくりと内容やスケジュールを決めた。
その時には、子ども食堂という食事を提供するだけではなく、食育をテーマに企画していこうという話になった。それから、ほとんどは高島君に丸投げしたけど(笑)

(ざっくりとした流れ)
  9月 子ども食堂の話し合い
     子ども食堂 → 子どもキッチン → まちキッチン
   (たしかこんな風に決まっていったと思う。)
10月 コアメンバーの顔合わせ → 普及委員会結成
12月 CAMPFIREにてクラウドファンディングを開始。
 16日 子どもの学習支援「てらこむ」とコラボしてまちキッチンpre1を行う。
  1月
   28日 まちキッチン「あえる」体験説明会(pre2)&映画『夢のキセキ』無料上映会・舞台挨拶
 29日 ライブ配信型サービス「CAMPFIRE Fireball」による生放送
 30日 CAMPFIREでのクラウドファンディングが終了。

こうやって振返ってみると、いろいろやっていたんだな。スケジュールで確認したけど、仕事も多忙なのによくやっていたな~と。とりあえず忙しかった。そして飲み過ぎた。

中心でやっていた高島君はさぞ忙しかったんだろうね。
お疲れ様です。そして達成おめでとう!


実際まちキッチンてどういうものか?

pre1の様子。

pre2の様子。

一緒に作って、一緒に食べる。それだけです。
まちで行われる調理実習に近いイメージだと思います。


誰がやっているのか?

【あえる普及委員会メンバー】
・給仕長&発起人- 高島聖也(稲敷市地域おこし協力隊)
・ディレクター - 根本敏宏
          (特定非営利活動法人SMSC理事長・稲敷市自立支援協議会副会長)
・オーナーシェフ- 諸岡明美
        (NPO法人認知症介護家族の会うさぎ理事長・稲敷市ボランティア連絡協議会会長)
・パティシエ  - 東郷和之(東郷菓子舗・えどさき大参集 実行委員長)
・目利き係   - 友田穣太郎(千州額縁株式会社・稲敷市PTA会長)

このメンバーを中心に活動しています。皆さん市内で様々な活動をしており属性も様々。
江戸崎・東・桜川・新利根の旧市町村にそれぞれ住む20代~60代の多様性のあるチームです。


皆さまのおかげで無事にクラウドファンディングが成功して活動資金を得ることができました。

ここでクラウドファンディングは終了となりましたが、まちキッチン「あえる」の取り組みと地域課題を地域で改善するチャレンジはこれから始まります。

頂いた支援金を無駄にしないよう4月からのOPENに向けて、これからも準備等々頑張っていきたいと思います。


これからのまちキッチンの取り組み

月1回のまちキッチン「あえる」の運営を行います。
「一緒に作って一緒に食べる。」という取り組みを通して、下記の3つを解決していきたいと思います。

すべての子どもたちにチャンスがあるまちを作る。(食育から貧困の改善)
地域課題に無関心なまちの意識を変える。(無関心の打破)
③顔が分からないけど困っているあの人のために手を差し伸べられるカッコいい大人を増やす。(大人の意識改革)

これらの課題を解決をしていくために、あえるの事業は寄付をベースに運営していきたいと考えています。

そのためこれからも皆さんのご支援とご協力、そしてご寄付など、今後ともサポートをよろしくお願いいたします。


以上。

あえるディレクター 根本敏宏


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2018年2月1日木曜日

あいりんスタディーツアー

1月の24~26日に大阪の西成区(あいりん)にスタディーツアーに行ってきた。

何で行ってきたかというと、友人との話の流れで...。

というのもあるが、日雇い労働者や路上生活者が多い地域なので、困窮者支援をしているうちとしては、しっかり現状を見ないといけないと思っていたから。
(詳しいあいりん事情については、Wikipedia より)

で、泊まっていたのがここ。ドヤと呼ばれる宿泊所に2泊3日滞在。


なぜドヤに泊まったのか?
それはセツルメントに近い意味がある。

セツルメント(Settlement)は、1880年代のイギリスにおいて、知識や教養のある学校教育や学生、教会関係者など中級階級の人たちが、都市の貧困地域(スラム)に移り住み、労働者階級、とりわけ貧困に苦しむ人々に対して直接触れ、生活を共にすることによって生活状態を改善する架橋的運動として始まった。
引用はこちら。 セツルメント運動

貧困の方々がどこに住んで、どのような生活をしているのか?
それを体験する方が理解が深まると思うからね。

実際に泊まった感想として、思ってたより快適。もちろん昔とは比較にならないと思うけどね。エアコンはあるし。シャワーもあるし大浴場もある。布団もあって温かいところで寝ることができた。最高だ。

これで1泊1,500円くらいだったから、かなりのお得感。

ただ部屋はテレビと冷蔵庫以外何もない。寝るだけだね。
何もやる気が起きないこの部屋は、ずっと住んでたら堕落するような気がした。なんとなくだけど。

しかもここにはいろんな人がいて、高齢者が意外に多いことに驚いた。
シルバーカーを押して、洗い場に行ってひたすら何かを洗っている。
多分ここに住んでいるんだろう。

他にも高齢者はたくさんいて、あの狭い部屋が自分の部屋のように飾りつけしてあるところもあった。これは、ちらっと友人が見たと言っていた。
なので、ドヤが住む場所として、また生活拠点として成り立っている人々がたくさんいるんだろうと推測できた。

それと、こういうこともあった。


高齢者の人がいる。外人もいる。刺青の怖いおっちゃんがいる。若い人も気の弱そうな人もバックパッカーもいる。いろんな人が思い思いにドヤを利用しているんだろう。
めっちゃごちゃまぜの空間だったな。

それはホテルを出てからそうだったけど。


とまあ、ドヤの話は置いといて。


労働面の話。
ここは、あいりん労働公共職業安定所。


ここは、あいりん地区の日雇い労働者の就労斡旋と福祉の向上を目的に設置された福祉施設みたいです。建物内には、あいりん労働公共職業安定所、テナントの売店、食堂、喫茶店などがある。
※日雇いの就労斡旋は日本でここくらいらしい。

場内の1階では、早朝午前5時ぐらいより日雇労働者が集まり、関西圏やそれ以外の地域の会社の者により、土工や解体業などの仕事の求人活動が行われる。利用時間は、午前5時より午後6時となっている。

良い仕事は早い者勝ちになる傾向があり、3時、4時から動き始める人もいるみたい。
仕事をとれた人は仕事をして、あぶれた人はぶらぶらしたり、誰かと話したり、カラオケしたり、呑んでる人がそこかしこに見られた。

日雇い労働で生活しているから、いろいろ困難なことがあったんだろうと思う。
日銭を稼いで日銭を使う。
そんな生活スタイルが感じられた。

実際にこの町に流れ着いてから出ていくには9年が目安らしい。
10年を超えてしまうと出ていくことが不可能になるとの意見もある。

この社会に慣れてしまうと、出ていくのは難しいんだろうね。
自分もドヤに泊まってて、この生活を継続すると堕落すると感じたし。


まあその他にも、おかしなところはたくさんあった。

まず公園。
写真はないけど、公園なのに遊具もなく、なぜか入れないようになっているところも多々見られた。それに一つでは炊き出しをやっていて、並んでいる人がたくさんいた。


スーパー玉出。



この地域で有名なスーパー玉出。弁当や総菜などビビるくらいに安い。
味はまあ...普通だったと思う。
仕事があるかないかで生活が決まる人には、もっとも必要な場所。


もちろん自販機もなぜか安い。

日本で唯一暴動がおこるため、警察署の建物は重厚で入り口に門番が立っている。

町のいたるところに福祉の看板。多分、生活保護のことだろう。

中国人が経営するカラオケバーがめっちゃ多く、しかもその先は飛田新地。
格差がハンパないな。



この地域の独特の空気と雰囲気感がとても新鮮だ。


貧困に苦しんでいるんだろうけど、それでも呑んで楽しく生活している人もたくさんいる。



※ちなみにこれは夏の写真だ。前行った時のもの。

道路わきでは助け合って物品交換したり、おごったりなど。
相互扶助の関係もあるんだろうね。


生活費が少なくても、楽しんで生きていける。
幸せって何なんだろうな~と考えてしまったよ。


あいりんでの支援団体の方が、この地域は貧困が多いためマーケットが大きいと話していた。


そのため支援する団体も多いとのこと。それもあって、ここでの生活が良くなってきているのだろうと思う。

この地域と比べれば、支援が少ないうちの地域は、まだまだ幸せなのかもしれないとも感じた。


と、いろいろ書いていけばキリないのでこの辺で終了します。



ちなみに、せっかく大阪に行ったので美味しいものをたくさん食べました。

新世界の串カツ

どこかのタコ焼き

なにわのお好み焼き

北新地のかすうどん

以上。

長くなったけど、スタディーツアーとグルメツアーを無事に終了しました (*´∇`*)


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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是非ご支援をよろしくお願いいたします。
(クラウドファンディングページ)) https://camp-fire.jp/projects/view/54070

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地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...