2015年5月29日金曜日

自殺対策の視察研修にて

5月4日(金)10:30~
 稲敷市自立支援協議会のライフサポーター部会にて、茨城県立こころの医療センターの自殺対策を学ぶため視察研修に行ってきました。

じゃん、稲敷のいなのすけバスo(*^▽^*)o



 前回、元こころの医療センターにて自殺対策委員長をやっていたⅠDr.に話を聞いて、心の医療センターでの取り組みが似ていることから、詳しく教えて頂くために視察研修へ行くことになった。

【稲敷市で考えた自殺対策システム(案)】
 ・自殺を図り、救急にて医療機関へ運ばれる。
 ・治療が終わり帰宅される前に、病院のワーカーもしくは看護師さんにサポートについてのチラシを渡し相談。
 (意見交換会にて、救急対応でバタバタしているので治療後の相談ができるのか?入院者に絞ってはどうかの
  意見が出る。そのため、入院者に絞るかの検討中。)
 ・本人の了解を得ること、個人情報を市へ提供して良いかの確認を取る。
 (医療機関は、個人情報を扱うことに関してかなり厳しい。倫理委員会に通したりなどの手続きがあるためスム
  ーズに進むか?できるかどうか?)
 ・市の精神保健福祉士が相談に行く。定期的な相談と社会資源へ繋げたりなど。

というのが一連の流れ。

茨城県立こころの医療センター
(いなのすけバスの車窓から)


【医療センターでの取り組み】
 ・自殺対策チームを設置。
 ・県立中央病院(地域の基幹総合病院)へケースマネージャー(心理職)を派遣し、週5日朝の申し送りに参加。
 ・未遂による入院者がいれば、本人と話して、事業の説明と同意を得る。
 ・精神科医を派遣して診察(精神科リエゾン)、自殺リスクの評価を行う。
 ・定期的な精神科への診察と心理職による面接を行う。(3ヶ月)
 ・保健所、市町村と連携し、地域にある社会資源へつなげる。
 ・県立中央病院以外でも県内の身体科病院、また直接こころの医療センターにつながることがあるので、その対
  象者も同じようにサポートを行っている。

 以上が、センターでの取り組み。
 これ以外にも内容はあるんですが端折りました。

 視察の際に、担当の心理職の方、また看護師の方々から話を聞きました。
 上記の内容について詳しく説明してくれました。
 他の病院で自殺対策をやっているところはないみたいですね(多分茨城県で)。

 この事業を行っていることで、重い自殺企図の対応が多く、支援を行うことで自殺者を減らせるのではという実感がある。また始めた当初より、自殺者数が700人から500人に減ったらしい。これは、この事業以外の要因も含まれているけど。
 ただ実際に対応していて支援拒否をする人も多く、その方々の自殺リスクは高いので、どのように事業へ参加してもらうかが今後の課題ということだった。

 話しの後にうちのシステムの中での質問をさせてもらいました。
 まず身体科の病院の病院の方で、忙しい救急業務の中で事業についての説明と同意が得られるか?
 また個人情報の提供の面、倫理委員会などをクリアするには?
 などなど。

 話を聞くと病院の体制にもよるが、救急対応の中で個別対応していくのは難しそうだ。医療センターでもスタッフを毎日派遣して対応しているので、この点はどうすべきか?考えていくしかない。
 また、個人情報の面でも医療センターの派遣されたスタッフが取っているので、相手の病院への負担は少しくらいしかかけていない。
 どちらも医療センターの方で派遣して、チームスタッフが対応することなので問題なくできているということだと思う。

 実際に、稲敷の(案)を病院の方で取り入れてくれるかは難しそうだ。
 すぐ近くにある県立中央病院へスタッフを派遣するだけでも大変だったらしいからね。

 どの病院も限られた人数、多大な業務の中で日々働いている。
 その中で、さらに業務を増やすことはどこでも嫌だとは思う。

 そのため、システム案を大きく変更する必要がありそうだ。

最大限権力を行使します!

 先日、まいにち修造という日めくりカレンダーを買いました。




 法人の代表という権力を最大限行使して、出社したら毎日見るようにとの命令を明日から徹底します!

  「この熱量を仕事に生かしてほしい。」

 普段はあまり命令しないけどね(笑)

2015年5月23日土曜日

廃校プロジェクト。

 平成27年4月16日に稲敷市役所の江戸崎庁舎にて廃校や公共施設の利用についての相談をしてきました。
 前回、竹神議員と相談して協力していただけるとのことで同行していただきました^_^

 対応してくださったのは、市の企画課の方々が3名。
 小さな会議室に通されて、話し合いとなりました。


その時の様子。



 法人としては、これまで作ってきた3つ事業を1ヵ所に移して事業の効率化を図りたい。

  (3つの事業)
   ・グループホームーサポートシェアハウスいなしき
   ・就労支援事業ーおんらが村
   ・相談支援事業ーまいる

 就労の事業をおんらが村と名付けた様に、障害があっても安心して地域にて暮らせる空間、地域に開かれた村を作りたいと考えてる。まあ事業を一つ追加する予定ではありけどね。
 1ヵ所に集めてその様な村を作るとなると閉鎖的になってしまう恐れがあります。そのため廃校を利用することで、気軽に市民が参加できる市民開放スペースを作り、市民に開かれた開放的な村にしていきたいんだよね。

 新たにそういう場所を作っても、なかなか利用するのはハードルが高いでしょ。でもみんなが通っていた学校という空間を、なるべくそのまま利用し、カフェや交流スペースにすることで、ふらっと立ち寄れる空間にすることができるのではないかと思う。どの様なサービスにするかは検討中だけどね。


 「だからこそ廃校を利用したい。」


 自分としては、私の地元である浮島小学校が廃校になる予定なので、そこを利用したかった。でも、耐震の面が駄目なので使うことは難しそうだ。取り壊しになる見込み。それに跡地利用についても、まだまだ他の廃校利用についても決まっていなく、その後になる予定なので利用できるのはまだまだ先になる見通し。公共施設を利用するのはなかなか難しそうだ…。

 でも、いろいろ貴重な意見を聞けたので良かった。ちかく他が廃校になるところもあるみたいだし、廃校以外でも公共施設で利用できそうなところもあることを知れた。


 最近ね、幾つか廃止になった施設がトントン拍子に利用する団体が決まっちゃってたから不安だったんだよね。

 まあ、これからは公募になる見通し。

 それまでに関係機関と相談して事業計画をしっかり作らないとな~と思う。( ̄▽ ̄)


2015年5月6日水曜日

プロジェクト失敗…


クラウドファンディングサイトREADYFOR? にて【トラクターを購入して障害者の働く農場を作りたい。】というプロジェクトに挑戦しました。

●目標金額 ¥1,000,000
●達成金額 ¥159,000
●支援した人数 14人



45日間で行われたプロジェクトは、上記の内容にて失敗に終わりました。

応援してくれた皆様、また賛同・協力頂いた皆様には、期待をさせてしまって申し訳なく思っています。


このクラウドファンディングは流行ってるしどうしてもやってみたかったんだ。

達成できるとは思ってなかったけど、何となくいける気もしてたしね。
これをやるまえから、それなりの寄付があったからな。
でも、現実は厳しいね。


それとうちの法人の現在の実力を測ってみたかったていうのもあるんだよね。

ファンドレイジングの勉強をして、たくさんの寄付を集めて素晴らしい事業を展開している法人が数々あることを知った。それで寄付文化は日本でも着々と根付いてきていると感じたし、うちでも出来るのではという淡い期待もあった。

でもね、¥1,000,000も集められなかった。
その事実を知ることができた。
まだまだその程度の法人ってことだ。
事業についての共感もまだまだだし、みんなを巻き込む力も少ない。
完全に自分の実力不足だっていうことかな。

どうでもいいって思っても、結構響くよね…。


うちは障害者福祉サービス事業を主体にした法人。

この事業は今後もなくなることはないと思うけど、高齢者のように報酬は厳しくなることは分かってる。だからこそ、寄付という形での資金源を作っていけるようにしたかったっていうこともある。金がないからここまでしかできませんていう状態になりたくないんだ。

でもそこまでもっていくには、まだまだ内容が足らない。

反省点としては、クラウドファンディングについての勉強不足、時間、人材、共感できる事業内容などなど。また、まだうちの地元はネットに弱い。クレジットカードをネットで使う不安感、ログインできませんなどなど、様々な問題はあったが、それらすべてが勉強にはなったと思う。


失敗では終わらせたくないから、またやるよ。違うことでね!


以上。


地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...