2016年2月25日木曜日

SMSCが生活困窮者支援を始めるワケ。

稲敷市役所新利根庁舎にて、社会福祉課の課長、また職員の方々と生活困窮者支援について話し合いをしてきました。

私としては、もともと興味があった生活困窮者支援。
社会福祉課の方でも何とか支援を展開していきたいとのことで、稲敷市の竹神議員の紹介があって、話し合いの機会をもつことができました。




市として行ってほしい支援、うちとしてやっていきたい支援、双方の意見を交換しつつ、来年あたりに事業化できるよう協力して行っていくこと、また実際に行っている団体への視察や、今後の流れを確認して終了しました。

展開が早くてビックリ。
当法人が市の意向や期待に応えるためにも、しっかり計画して事業を作っていかないとな~。
頑張る ( ̄ー ̄)ニヤリ


そもそも精神障害者支援を行っている団体が、なぜ生活困窮者支援を行うのか?

まず、障害のある方、また身近にそういう方がいる家庭の貧困率はとても高いということ。

障害者の貧困率は健常者の倍 4人に1人以上(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016021602000133.html

実際に当事者の方々やご家族の方々と相談していると、貧困の度合いに衝撃を受けたことが何度もある。
電気や水道のライフラインが止まってしまう状況はもちろんのこと、学校の外の水飲み場で洗い物したり、風呂に入れなかったり、消耗品の制約や食事の節約、家族の年金の使い込み、虐待やいじめ、女性だったら風俗で働かなくちゃいけなかったりもする。ここには書ききれないくらいの問題がある。様々な社会問題が貧困に付随してくるんだよね。

正常な状態が分からなくなるくらいに歪な環境なんだ。

それに貧困は連鎖する。(可能性が高いという意味です。)
生活が困窮していれば教育にかけるお金も少なくなる。ゆくゆく非正規で働くことになり、貧困が連鎖していく。

貧困な状態は現在の家族の危機であり、子供の将来の家族の危機である。

そのような状態が続けば、メンタル不全になってしまう。

ちなみに、精神病・精神疾患の原因は3つの要因があります。
・遺伝による生まれながらの体質や、外傷などによる病的な変化(生物学的要因)
・生活習慣などの影響(家族・社会環境要因)
・ストレス(心理的要因)

貧困者・生活困窮者の支援を行うことで、社会環境要因や心理的要因の改善ができると思っています。そうすれば、これからなってしまうかもしれない精神疾患を予防することができるかもしれない。いや、出来ると思ってる。


ここからが重要です!

【SMSCが生活困窮者支援を行う目的】
・障害者の貧困問題の改善。
・精神疾患の予防。

早い段階での支援が、彼らの抱える問題を改善し、自立を促進して、ますます増えてくる障害福祉サービスの社会保障費を減らす要因になります。
生活保護などの財政負担も減り、経済発展の活力にもなる。

そのためには予防です ( ̄ー+ ̄)キラーン

これからはあらゆる社会問題を含めた、予防という観点を活動に生かしていきたいと思う。

以上です!


「そうだ、ボランティアしよう!」
http://www.npo-smsc.jp/join/volunteer

「お金より、価値のある仕事がしたい!」
http://www.npo-smsc.jp/recruit

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