先日、学習支援のアウトリーチ(訪問相談)に行ってきた。
そこの子どもは不登校で、学校の先生が迎えに来ても、泣きながら「行きたくない。」と訴えている。そこの学校という環境に適することが難しいからなんだろうな~と思う。
自分に向かない学校には行くべきだろうか?
自分はいかなくてもいいと思う。
学校が必要ないってことじゃない
勉強しなくていいってわけでも、社会的な教育も必要ないと思っているわけじゃない。
でも無理やり連れて行っても本人のためにならないし、拷問に近いくらいの苦い経験にもなりえるからね。
それでも行かせるほどの意味はあるのか考えていく必要があると思う。
教育は学校でするもの。
その思い込みが、「学校には行かなくちゃいけない」と行動を促す。
だけど、「~しなくちゃいけない」というのは、とても生きづらいことなんじゃないかな?
行かなくてはいけない学校。
でも行きたくても行けない。
「それは自分が悪いからなんだ。」と自己否定になって苦しんでしまう人も多いと思う。
「~しなくちゃいけない」生きづらさ。
他のことでも、みんなと同じように普通に生きることを求められる。
でもそのためには、あらゆる「しなくちゃいけない」ことが待っている。
小中高卒業したら、いい大学に行って、いい企業にいきなさい。
就職したら、結婚しなさい。結婚したら、子どもを作りなさい。
出世してお金ためて、老後貯金をしなさい。親の介護をしなさい。
これらのような大きい項目は、みんな言われることだろうと思う。
その他にも、うちは~だから~の学校に行きなさい。~なりなさい。
結婚式は親戚が多いからこのくらいの規模でね。料理はこうで、あの人は呼んでね。
長男だから実家をついで、次男だから出なさい。長女だから、お婿さんね。
もちろん、親戚付き合いもお願いね。
何か頂いたらお返しを。
でもお返し続けてたらエンドレスじゃん...。
こうして、生きていく中で無数に続く Task もエンドレス。
いろいろ人ぞれぞれと思うけど、「~しなくちゃいけない」というあらゆる思い込みと行動が、生きにくい社会を作る要因になっているのではないかと感じている。
どうしてもできなくて苦しむ人も多いだろうからね。
どうしてもだめなら逃げちゃおう!
「~しなくちゃいけない。」という無数のことから離れてみる。
そして、「逃げてもいいんだよ!」と自分に伝えてみる。
すると、フッと胸が軽くなる。
そう考えることも大事だと思う。
話がそれたな、いつもながら(笑)
学校以外での教育。
学校に行けない。
でも、スタディサプリなどのオンライン学習のようなICT学習ができるようになってきた。もっとこういうサービスは増えるだろうし、これからも学習の方法が大きく変わっていく。
それと自分でいられる居場所としての様々な社会的コミュニティーがあれば、学校へ行かなくちゃいけないという状態を減らし、縛りや焦りも少なくなっていくんじゃないかな~と思う。
その変化の在り方を学習支援事業のてらこむでは作っていきたい。
学校へ行けない、勉強がしたくてもできない、居場所がないと感じている人たちのための学校とは別のコミュニティーとして。
そういう場所がどんどん出きれば、既存のレールに乗れない多様な人々が、選択できる教育が生まれてくると思う。
※学校教育に対して批判しているわけではないです。
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