本日は、地元の方にある精神障害者家族会の講習会に参加しました。内容は、SSTと懇親会。
この家族会の活動には一度参加したことがあるため、顔を覚えてくださっている方もいて、このような活動に参加することで今後も良い関係性が築ければな~と改めて感じました。
まずは講習会で、東京から講師が来てSSTを行いました。
※
SST とは、social skills training の略であり、生活技能訓練とか、社会生活技能訓練と訳されて
います。自分の考えや気持ち、相手に対するお願いなどを上手に伝えられるように、また生活で
悩んだり困難を感じていることを、実際に演じながら練習していくことを言います。
「挨拶ができない」「電話の受け答えが出来ない」「相手の気持ちが分からない」「自分の気持ちをうまく伝えられない」などの日中生活での些細な問題に、
どういう対処をしていくのか、共に考えて練習し身につけていくこと方法のことです。
講習では、実際に家族として当事者の方にどのような対応をしているのか?というのを、現実の細かな事例を基にロールプレイ(場面を演じて練習する。)をしました。私も家族の立場で参加しましたが、会話というのは難しいもので相手を気遣ったり、ちゃんと聞いたり、肯定したりという対応をしていないな~と感じました。意識しても難しいし、家族だったらなあなあになってしまう場面も多いように思います。
支援者としての立ち位置で当事者や家族と相談していると、家族間の関係性が悪く感じたり、対応の拙さを感じたりすることはしばしばあります。もちろん親の対応が悪い(虐待、ネグレクト)などもありますが、必死に助けようと頑張っている家族も多いのではないか、とこのような機会では知ることが出来ました。
家族支援を考える上で、関係性が良くない家族は支援として引き離しがち。しかし、本人は本当に離れたいのか?依存?甘え?、家族は本当に愛していないのか?虐待?それとも伝え方が良くないのか?様々な視点から考える必要があります。
家族会に参加することで、安易に引き離しがちな関係をどう修復していくのか?家族支援の在り方について、また考えさせられました。
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