「雰囲気が良ければ、この子は頑張れると思うんです。」
とある相談での言葉。
個人的には、その言葉がどうも腑に落ちない。
おんらが村の事業は、企業でなくても働くことを支援する就労継続支援B型と起業で働けるように訓練する就労移行支援事業を行ってる。
B型でやっていきたいなら分かるが、本人は企業でもしくは施設外で働くことを希望している。その職場の雰囲気とは、企業によって違うしまたコアメンバーによっても変わってくる。
うちの作業所で作業していく中でも、他の利用者さんや仕事の内容、納期などなど、雰囲気というやつは様々なことで変化する生き物だ。その人に合わせれば全体のバランスが崩れるし、他の人のモチベーションを崩すことにも繋がってくる。
一人一人の利用者さんにスタッフがつけられれば話は変わるが、20人に対して3人くらいのところが多いんじゃないかな。バランスを考えてスタッフは動くけど、個人の思うような支援が受けられていないと感じることもあるのではないかと思うことはある。
でもね、目標としてる所は企業なんだ。寄り添うことは大事だけど、寄り添い過ぎることでで自立を阻害していく。いつかは手を離すしかない。そのためには、そうなった時に少しでも自分で対処できるようにしていかなくちゃいけないと思う。
寄り添いすぎて、働くことを忘れてしまった人たちがうちにはたくさんいる。
能力があっても、自分にはできないと信じ諦めてしまっている人がたくさんいる。
「疲れたら休んでもいいんだよ。」当たり前のことだけど、この言葉に甘えて休むことを覚えていく。みんな楽したいからね。そうやって、出来る能力が奥へと潜んで行ってしまう。
そこをね、やる気スイッチを押して本人が解決していけるようにしていかなくちゃいけないんだよね。そういう関わりをするようにしている。その為には本人の努力がどうしても必要なんだ。社会で乗り越える壁は本人が超えるしかないからね。
雰囲気が合わなければ、まず慣れるようにする。そして、その中で自分の色を出して、関われるようになる。働くことを続けられるようになる。みたいに本人の変化が必要なんだと思う。
求めすぎかな…(笑)
話が逸れてきたけど、言いたいことは環境を変えることは大事。でも本人の努力も大事ってこと。
本人に関わるいろんな人から話を聞いて、本人の成長を信じて、少し距離をとって見守っててほしいってことなんだよね。
出来ると思うんだよね。
みんなの成長も凄いし。
普通に働ける人も出てくる。
地元の企業で何人かさ。
地元の企業で何人かさ。
それとうちの雰囲気について。
これは一言言いたいんだけど、明るくアットホームな感じです。
古民家だし(笑)
古民家だし(笑)
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