2015年9月1日火曜日

履歴書は見ないです。


8月26日に行われた、アイエスエフネットグループ渡邉社長の講演会に参加してきました。

アイエスエフネットグループは、、25大雇用として社会的に困難のある様々な方を社員として雇用し、ビジネスとしての利益を上昇させている会社です。
まあ、詳細はホームページを見て。 http://www.isfnet.co.jp/

講演内容を聞いて、雇用のあり方全てに考えさせられる内容でした。。
トークも上手くて笑えるし、噛み砕いた説明がわかりやすく身に染みました。



凄いな~と思ってのは、履歴書見ないで採用するんだって(笑)
その人の特性に合わせて事業を作っていくとのことです。
障害のある方もたくさんいるらしく、こっちから見たら軽度なんじゃないのって思うけど、その人の状態も話してて重度の方も多いから驚いた。

障害のある方の面接のときの話の例。
脳性麻痺の障害者の面接の時に母親も同行で来ていた。
「この子はトイレ介助が必要なんです。働くことができたら、ボランティアでトイレ介助しに来ます。」
そう言われた時に、
「あなたも雇います。その代りみんなのトイレ介助をお願いします。」
その後、母親も雇用されてトイレ介助の必要な障害のある方の支援を行っています。

能力に合わせた仕事を作っていく。上手だな~と思った。
まあ、ある程度大きくないとできないことだと思うけど。

行っている事業に最大限能力を発揮できる人材を雇う。
正反対だよな。
普通は後者が多いんだと思う。
うちも後者。
スタッフは、1番出来そうな人を採用していく。事業の発展を考えれば当たり前のことだよね。

でも、人材の能力に合わせた事業を作っていく。それで発展させていく。
とても非効率に見えて、長い目で見れば効率が良いのではないかな~とも思う。
利益が出る事業がどんどん増えていくんだから。
まあ、そう上手く行くのはなかなか難しいと思うけど、自分もそんな風に作っていけたらな〜と思った。

利益を追求して、効率化を図り、最大限の無駄や経費を省いていく。
事業を継続していくには最も重要。
でも、これまで無駄として省いてきたことにどれだけ向き合えるか?

日本は十分に成熟している。その中で無駄を省いて効率化してきても限界がある。
そろそろこれまで無駄と省いてきた部分に目を向けてきても良いのかな~と思う。

その中の1つに障害者の就労問題がある。

できること、できないことの振れ幅は大きいから、様々な仕事をこなすことは難しい。コミュニケーションも劣っているかもしれない。でもできることに振れた時は、普通以上にできることもある。


「まず人を雇い、その人に合わせた仕事を作る。」

この言葉に深く感銘を受けました。
就労支援で働く福祉士より、福祉士であり、素晴らしい経営者だと感じた。
誰よりも強みや弱みを理解し、特性に合わせて就労支援している。
しかも一般のステージで。なかなかできることじゃないよな。


自分は初めて勤めた作業所で、利用者さんの工賃があまりに少ないことに驚愕した。内情はどこもいろいろあるだろうけど、どうにかならんか考えてた。
そして思ったのが、「自分が会社を作って雇えば良いんだ〜。」って、25才の若輩ながらに考えてたっけ。でも、そのまま働き続けたことで、その時の気持ちが風化して、できないよね、少なくてもしょうがないよねって、少し思い始めてしまっていたのかもしれない。
原点に帰らせてくれるそんな話だった。

その時の想いをリアルに作っていくのも、これからの課題だ。

彼らができないんじゃなくて、彼らの特性を見抜き、特性を生かせない自分の力不足なんだって痛感した。

それをできる人がいる。ということは自分もできるかもしれない。

村を作ったら、誰か一人でも良いから、その人に合わせた事業を一つ作る。
それを目標に加えよう。もちろん利益が出るような形でね。

そうね、やるしかない( ̄^ ̄)ゞ


(渡邉さんの著書)

お母さん、障がいの子どもを応援しますよ。

社員みんながやさしくなった

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