2015年10月19日月曜日

障害福祉サービス経営セミナーに参加して。

 10月2日に行われた障害福祉サービス経営セミナーに参加してきました。

 今回は、障害者の就労支援の実践事例についての経営のあり方、地域生活支援と街の活性化についてなど、とても興味深い内容だったので参加しました。
 それと福祉医療機構の事業の一つである福祉貸付事業の融資相談。今後の計画の上でこれがメインでもあったけどね。


【内容】

「障害者総合支援法の見直しと方向性について」-厚労省の人の話
 法制度を軽く追ってるからね。想定内の話。今後、さらに補助も減ってくるのも一応想定内。

「福祉貸付事業について」-福祉医療機構の人の話
 これから利用したいのでしっかり説明を聞いといた。

「障害者支援施設麦の里の挑戦」-執行理事 柏木さん話
 執行理事が一般企業スーパーで働いていた人。そのため、障害者の仕事とはいえ、一般企業の経営のような方針で障害者の仕事を事業化していた。
 特に参考にしたいのは、一つ一つの事業を収入と経費を計算して粗利をしっかり把握していた。それに収支も。
 事業をやっていればそんなの当たり前でしょって思うけどね。経営者以外でそこまで考えてる人は以外に少ない。特に福祉の庭ではね。事業を運営するのは職業指導員がメインだから福祉の専門職が多い。だからこそ、営利を意識して事業経営を考えている人は少ないと思う。内職だけのとこも多いしね。それでも粗利率の計算は必要だけどね。
 麦の里では、職員が事業を経営者のように運営して、営業活動も行っているとのこと。スタッフの力量が違うんだよね。凄いな~って感心したし、そういう人を育てられない自分の力量不足も強く感じたよね。

「障害者の地域生活支援とまちの活性化」-理事長 戸枝さんの話
 生活支援をして行くうえでとても勉強になった。
 障害者の支援を考える時、子供の頃からの支援が必要とのこと。その通りだな~と思う。日本は福祉での予防の概念が少ないそうだ。
 自分も、今後は教育分野の支援を考えているけど、その最も重要なところは予防を行うということ。

 自分が関わっているケースで発達障害の方がいるが、彼の社会的な障壁は感情のコントロールとアウトプットの仕方。これは障害特性ではなく環境から来ている。
 もっと小さい頃から関わっていれば、この二次障害はなかったろうな〜と思う。
 だからこそ、小さい頃からの支援が大切で予防に繋がると考えている。
 二次障害がなくなれば、彼らの未来はもっと広がる。できることも増えているはずだ。
 そうなれば、福祉サービス費も将来的には減らせるので税金も減ってくゆくのでみんなにとって良いことだ。

 今メインで関わっている精神障害者の方々の話を聞くと、家庭環境が複雑で貧困の場合が多い。
 そのため必要な教育がなされていなかったり、生活能力が低かったりする。貧困対策や教育支援をしていくことは、障害が重篤化しないために最も重要なことだと思う。

 今後の事業展開としての課題だな。


 精神障害の重篤化を予防する。
 少しおかしいなって思っても、生活に支障がなければ生活出来るし、障害にもならない。そこで抑える。可能かどうかは分からないけど、可能になるなら、この精神保健福祉分野での分水嶺になる。
 そうしていくためには、様々な事業展開が必要になるけどね。

 まあ、一個一個行こう (*´∇`*)


 で、で、でお決まりの~、プライベートです。
 まあいっか的な内容の講演を飛ばして散策を開始。

 出世の石段で有名な愛宕神社へ。



凄いよね、この角度。



その後は、東京タワー。


東京に住んでたのに一度も登ったことがなかった。
今回初めて上りました~。
最高にいいね、眺めが (≧∇≦)
落ち込んだ時にまた来ようと思いました。

以上。


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