イタリア研修のことは、ここ数回書いてきたが、書いている自分がもうおなか一杯な感じです…。
もう飽きた...。
でも、とりあえず記録として書いていきます。
ここヴァルデキアーナでも、地域精神保健でのサービスについてはほとんど機能が同じだと思う。
なので、その辺の説明は省きます。
まず最初に精神科の先生が語ったのは、留置場のような病院を廃止したと話があった。
これは国の法律が変わり、司法精神病院もなくすことになったということ。
そのため、トスカーナに47人もの法的に問題のある人が入ってきてサポートすることになったから大変だよと話していた。
現場での対応は大変と思うが、精神病に対するあらゆる隔離をやめたというのは凄いことだと思う。
そして、この研修で特に印象に残ったのが、職業訓練サービス。
コーディネーターが企業開拓して、企業と連携して1年間の職業訓練サービスを提供する。
もしできると判断されれば、その企業へ就職することになる。
プログラム中は、企業負担0で、行政負担で参加者に給料を渡している。
で驚いたのは、その結果について。
プログラム参加者は22名で、1名が正規雇用。それ以外は実家に帰った人もいるし、次の年のプログラム待ちとのこと。
「昨年より、プログラム参加者が増えてるんだよね。はっはっ~!」
って自慢げに話していた気がする。
でも実際に仕事できる人は少ないみたいでした...。
おいおい、結果率が低すぎるでしょ!
就職が難しいのは分かるけど、うちでも就労訓練参加者の6名中1名は毎年就職してるよ。
ん~、なんだかな~という感じでした。
イタリアは、精神保健サービスが行政サービスとして行われている。
予算によって、削減されるだろうから、日本より福祉サービスは全然少ないと思う。グループホームも少なかった。サービスに来ている人の支援は出来ているが、つながっていない人もたくさんいるんだと思う。
福祉サービスの量は圧倒的に日本のがいい。質は細かくまでわからないけど。
ここでの研修で日本の良い面も見えた気がします。
この日の研修は早めに終わったので、お食事とちょっと観光。
いや~きれいな街並みです。
昼食はここで。
前精神保健局長のD'Arcoさんと記念撮影。
ここからの風景がいちばんきれいでした。
そして名前を忘れてしまったが、有名な人のお家。
今日はこの辺で終了。
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