居心地のいい場所。

　とある事業所では、 働かなくても来ているだけで報酬（工賃）を払っているらしい。仕事をしないで遊んでいても。今働いている事業所では働きに応じて、報酬（工賃）を支払う。それに不満で仕事の少ないとある事業所に移りたいと言う方がいました。

　福祉の仕事では、働きたくてもどうしても働けない方々に仕事を与えるサービスがあります。一人一人の方に合わせた仕事をしてもらう事は良いけど、出来なくても報酬を払うのはどうなのか？遊んで金が貰えりゃ、私でもそうします。居心地の良い場所。それが行き過ぎれば自立への阻害になるだけ。

　ちなみに、そういう事業所でも自治体からの給付費が支給されます。全部の事業所がそうじゃないけど、何だかな、福祉って。。。

　私が考えている事業は、メンタルに悩む方々の住みやすい地域社会の実現が目標の一つです。それは、病気だから、障害だからと、ただ守ってあげて居心地が良いだけとなってはいけないと思っています。働くということ。自立するということ。それは強制ではなく、本人たちの自立への想いを増長させ、生きがいを作ること。病気や障害の括りじゃなく、人として生きやすい対等な社会の実現を目指していければな～、と途方もなく考えています。