稲敷市は、県内でもトップレベルの自殺率です。
平成24年の自殺者数15人、交通事故の犠牲者数は1人。約15倍の数値。
稲敷市の自殺者数は毎年大変多く、交通事故犠牲者数の何倍にも及んでしまっているのが現状。
自殺者数を各市町村の人口で割り、これを10万人当たりの数値に換算する自殺死亡率という数値。この自殺死亡率を茨城県内で比較してみると、44ある市町村の中で上から6番目になる。
これは、稲敷市議会の第2回定例会にて発言した竹神議員の言葉を引用。
(この数値は、内閣府、警察庁の発表、県保健福祉部の資料から。)
この答弁から、自立支援協議会の中に自殺対策を推進するライフサポーター部会が生まれました。
もともと自殺対策は部会の名目は違えど、市として考えて行動してきていたみたいです。
それは、素晴らしいことだと思う。
けど、この一般質問でけつに火が付いたんだろうな。
本格的に自殺対策に取り組むようになり、ライフサポーター部会になった。
自分も部会に参加することができるようになり、これまでの啓蒙活動から本格的な支援へと視点が移っていく。
今年から参加したから全部はわかんないけど、こんな感じではなかろうか?
火がついてから意外と早いんじゃん、稲敷市。
ライフサポーター部会にて、これまで何度かの会議を繰り返し、自殺未遂者を防ぐためのシステムは作れないだろうかと話し合いを重ねた。そしてシステムについてのたたき台を作った。
そのシステムについての実際の運用やさらなる改良の余地があるのか?また、もっといいシステムが作れないかということを話し合うために、救急医療機関、部会、市役所社会福祉課の関係者が集まり意見交換会の開催となる。
今回の意見交換会では、宮本病院、美浦中央病院、東京医科大、龍ケ崎済生会病院などの医療関係者、自立支援協議会委員の施設関係者、市役所の社会福祉課というたくさんの方々が集まって開催することができたので良かったと思う。
医療機関の方々はみんな忙しいだろうからね~。仕事外の時間に来て下さってありがたい。
感謝ですね。
たたき台のシステム案は、そもそも未遂者の方は救急で病院に運ばれることが多い。そして、治療が済んだら、軽度の場合そのまま帰ることになる。そこで次への支援へと繋げることができれば、未遂者が減らせるのではないかと仮定し、医療関係者がその方々へ支援があることを伝えるチラシを本人に渡してもらうというシンプルなもの。市の精神保健福祉士が未遂者と相談して、先のサポートへとつなげていく。
意見交換では、本人の情報を伝えるための個人情報の問題、また誰が渡すのか?いつ渡すのか?未遂直後に渡せる状況なのか?などなどたくさんの意見が出た。
入院になった方から渡してはどうか?そういうシステムがあると助かるというプラスな意見も出た。
今後このような会議を繰り返して、6月くらいからシステムを開始し、とりあえず一件だけでも始めていければという思いが部会にはある。
その点は、医療関係者も協力してくれそうだし、今後の話し合いについても協力的で発展していきそうな雰囲気であった。
全体的に次に繋がる良い機会とすることができたと思う。
まあ一歩一歩作っていくしかないね (*´∇`*)
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