2017年6月30日金曜日

5周年記念を迎えて




今年の4月で無事に5周年を迎えました。
これもひとえに皆様のサポートのおかげだと思っております。

ここ2年で、運営の方がだいぶ楽になりました。
自分の出張が多くても現場は問題なくまわしてくれるし、ギリギリの資金面を脱出できたのも精神的な安定につながっているかな~と思う。

でもせっかくだから振り返ってみるけど、設立から3年は本当に大変だった。
借金に借金を重ねて、短期間で法人を大きくしてきた。
だからメンタル的にはきつかった。


なんで、借金を重ねてまで急いで大きくしてきたのか?


これは、平成18年4月に施行された障害者自立支援法にひとつ関係がある。

その当時は精神障害者社会復帰施設で働いていて法律の切り替えの時期をここで体験した。

これまで運用されていた精神保健福祉法と、施行された障害者自立支援法では制度の中身が大きく変わる。
特に、3障害の1元化や公費負担から自己負担。社会福祉法人のみならずNPO法人等も参入可能となるなど。大きく変わった。
詳しくは、⇒ http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jiritsushienhou01/


だから施設内はとてもバタバタしてたね(笑)
とくに上の人たちが...。「どうすれば、どうすればっ。」って感じで。

自分はこの法律を見て、介護保険法と同じだな~と感じていた。
ここに勤める前は高齢者のデイサービスで働いていたからね。
同じようになって行くんだろうと感じた。
ここがそのひとつ。

でもこの時は独立しようとはぜんぜん考えてなかったけどね。

その時くらいに、上の人と運営方針とかいろいろ折り合いが悪くなったきた。
いろいろピリピリしてたからね。
上司も疲れてて、自分も疲れてしまったっていうのもある。
それで5年勤めた法人を去ることになった。


でも、辞めた後に良い出会いがあった。
とある院長先生と出会い、福祉サービス事業所の立ち上げに携わらせてもらうことができた。
制度改正で民間も参入できるようになっていたこともあり、株式会社で通所の福祉サービス事業所を立ち上げた。
その後はグループホームも。
やる前は知識がほとんどなかったんだけどね。
自分で必死に勉強して、なんとかついていってこなしていた感じかな。

ここで教えていただいた精神関係の知識、そして立ち上げさせていただいた経験が今も生きているんだと思う。

そこで3年働いてから独立することになる。
(辞めてから、感謝の言葉を言ってないけど、自信がついたら言いにいきます。)

院長先生とはいろいろケンカしてたんだけどね。辞めたのはそれが理由じゃない。
未熟な自分が就いていけないと感じたこと(これが大きい)、家族を養うためとか、地元に貢献するためとか、辞めた理由はいろいろ重なっている。

それらに悩んでいる時に、地元で福祉サービス事業を立ち上げようと考え始めたわけだ。


でも、金もないし。実績もたいしてないし、バックもいない。


なので、必死で考えた。
自立支援法で感じた障害者福祉は、高齢者福祉を追っている。
だから同じことが起きるということ。

そして自立支援法の制度改正があったことで障害者福祉サービスは民間も参入できるようになった。
もちろん、これは高齢者福祉の方が先だけどね。

サービスに民間が参入できるようになると、高齢者の福祉サービスは爆発的に増えた。
だから障害者福祉サービスも同じように増えていくだろうと。


今後、障害者福祉サービスは爆発的に増える。


そう、爆発的に増える。


それを考えて5ヵ年戦略を立てた。

今後生き残っていくためには、地域での地盤を早くに作ること、他の法人に負けないサービスと資金を作ること。

それがぜったいに必要だと。

そんな風に考えていたのが急いできた理由なんだよね。


で今になって、予想は的中している。
爆発的に増えているからね。準備を早くしといて良かったよ。
まあ安泰ってわけじゃないけどね(笑)

5ヵ年戦略では、他の県に進出する計画だったんだけどね。
そこまでは上手くいってない。
まあそれはしょうない。


今は別の戦略で動いているから。


でも急いで作ってきたのは、個人的な予想に対応するためでした。
以上。


てゆうか、書こうと思っていた内容と話がそれてしまった(笑)
次回は、「設立から3年は本当に大変だった。」件について書いていきます。


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〇お知らせです!

皆さま大変お世話になりました。感謝の意を込めて5周年記念イベントを開催します。


〇貧困問題について考える無料講演会
~「普通」の暮らしがしたい~ 先の見えない「貧困世代」のリアル
茨城大学水戸キャンパス 講堂 12:00~15:00 定員300名 参加費 無料

〇5周年記念パーティー
水戸京成ホテル 16:30~19:00 定員50名 参加費 8,000円
party開始 17:00  party終了 19:00
partyにはスペシャルゲスト2名と、お料理・お酒を準備してお待ちしております。

是非、参加してくださいね!

申込は下記のコクチーズより。もしくはお電話ください。TEL029-893-3456
http://www.kokuchpro.com/event/smsc5/   

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2017年6月12日月曜日

学習支援てらこむをはじめてみて思うこと



最近は個人的なことばっかりでした。
なので今回は少し真面目に。

てらこむを4月から開始して3カ月目になりました。
初めはどうなることかと不安ばかりでしたが、皆さんの協力もあり何とか運営できています。

子どもは現在の登録者数で11名。平均して4~6名の子どもたちが来てくれています。

ボランティアさんは、4~7名くらいの参加。
基本的には1対1の指導をしているので、ギリギリなんですけどね。
助けに来てくれているだけでありがたい。感謝以外の言葉はないです。

でも、11名の子どもが来たらピンチの状態に陥ります(笑)


私も協力したいって方は、明日にでも来てほしい!

これお願いですよ。


そもそもてらこむって何?
「子どもの貧困対策」のための学習支援事業で、個々の学習意欲や能力に合わせて、授業の復習や宿題、受験対策等の学習支援、コミュニケーションなどの生活技能訓練、スポーツや遊びを通じたレクリエーションなどの支援を行います。
詳しくは下記。
2017年2月2日木曜日 新サービスのてらこむを4月8日にローンチします。


何でやってるの?
子どもの貧困は増えてきていて、貧困の連鎖も問題になっている。
それと貧困者・生活困窮者の支援を行うことで、貧困からくる環境要因を減らし、これからなってしまうかもしれない精神疾患を予防することができるかもしれない。
詳しくは下記。
2016年2月25日木曜日 SMSCが生活困窮者支援を始めるワケ。


貧困状態には、あらゆる複合的な問題が存在する。
ひきこもりやいじめ、虐待やネグレクト、暴力や自殺問題。
一筋縄ではいかない問題を抱えながらも生活しているだろうと想定していた。


やってみてどうだったか?

それらはやはりそうだった。


あらゆる問題をそれぞれが抱えていた。

そのため学校に行けていない子は多かった。


でもこれも想像通り。
だから、学習支援と言っても誰もが安心してこれるような居場所作りを目指してきた。
来れないと何もできんからね。

ひきこもりに対してのサポートはほとんどないし、財政もないからやるところも少ない。セーフティーネットとしての役割を中心に考えなくてはと。

そういう状態だからね。勉強どころではないんだって思ってた。
信頼関係を築くだけでも半年はかかるだろうとね。


でも1ヶ月を過ぎたころから、少しづつ勉強する習慣が出来てきたんだよね。
ちなみにてらこむは週1ね。これがその様子です。

 

 


凄くないかい?


学校に行けていない子たちが、少しづつ勉強をしてくれるようになったんだ。

嬉しいよね。これ以上の喜びはないよ。


これで感じるのは、学校に行きたくないのは勉強をしたくないってことじゃない。
学校っていう環境に適応できないだけなんだって。


学校はあきらかにマンパワーが足りないですからね。
サポートが必要な子は、マンツーマンじゃないと支援できないんです。


みんなのサポートがあってか、今では3時間のうち2時間くらいは勉強できています。


で、それ以外の1時間は何しているか。

 






みんなで公園で遊んだりしる。
これが1番楽しい(笑)


安心して過ごせる居場所があり、安心している話せる大人がいる。

そういう場所であることが、みんなが来てくれる要因になっているんだと思う。


ボランティア以外にも、市の職員や民生委員・児童委員の方、教育委員会の方など見学とかお手伝いに来てくれています。
ありがたいことです。

とても関心と評価を頂いているので、これからも継続して運営して結果を出していきたい。


【今年の目標として】
 ・毎回来てもらえるようにすること。
 ・1人1人と信頼関係を築くこと。
 ・勉強に対する意欲をもってもらうこと。
 ・個々の環境改善をしていくこと。


学習支援によって、学力が上がり、進学率が上がる。
これは一番の成果だけど、まだまだその段階ではないと思う。


その段階へ向けた準備を今年度は行っていきたい。


以上。


これ以上の詳しいことについては、講演会にて話します。


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

皆さまお世話になりました。5周年記念イベントを開催します。http://www.kokuchpro.com/event/smsc5/   
ボランティアしてみたい。 http://www.npo-smsc.jp/join/volunteer
一緒に働きたい! http://www.npo-smsc.jp/recruit

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2017年6月5日月曜日

意識高い系はフリーザなみかっ。




「意識高い系」と揶揄されて使われる言葉。

今更感な話だけど。


自分は意識が高い人、意識高い系な人って自分の中でぼんやりだけど分けている。


でも詳しくは良く分からなかったので、とりあえずググってみた。

そもそも意識高いというのはどういう意味か?


意識高い系(いしきたかいけい)とは、自分を過剰に演出するが中身が伴っていない若者、前向き過ぎて空回りしている若者、インターネットにおいて自分の経歴・人脈を演出し自己アピールを絶やさない人などを意味する俗称である。
2000年代半ば、就職活動の場面において使われ出した「意識が高い学生」という言葉は「能力が高く、知識も経験も豊富な優秀な人材」という本来の意味を持ち、ネガティブなイメージは無かった。
2008年に発生したリーマン・ショックの影響により学生の求人が減ったこと、TwitterやFacebookが日本でサービス開始されたことにより、学生がそういったSNSの場で目立とうとする傾向が出てきた。学生が各種講演会に出向いたり学生団体を立ち上げたりしたことをSNSに投稿するようになり、それに対する批判が挙がった。朝日新聞社が運営するwithnewsの記事によれば、2008年時点で既に「意識の高い学生」という言葉は末尾に「(笑)」が付けられるなど嘲笑の対象とされており、2010年になるともはや嫌悪の対象となっていたと報じている。
( 意識高い系 - Wikipedia より引用)


批判 → (笑)嘲笑の対象 → 嫌悪の対象


フリーザなみの最終形態...。
意識高い系と呼ばれる人は、フリーザなみの戦闘力があるほど怖い存在なのだ。
...。

ひどいな(笑)

最高なまでに嫌われている感が伝わってくる...( TДT)


まあ、自分はそこまでは思ってはないけどね。


でも、個人的には「自分を過剰に演出するが中身が伴っていない人」っていう定義はしている。
特に実践が伴なっていない人のことね。


学んだ知識も実践が伴わなければ、机上の空論でしかない。

その空論を根拠に議論されると、「浅いな~。」と感じてしまう。


そういう人にはこういえばいい。

「で、どうすんの?」

色々調べて博識感を出してるけどけど、行動がともなってないからね。

「...。」 と黙ってしまう。。

ちなみに、これは自分で考えて仕事していない人にも使える言葉です。




で、結局自分は何が言いたいのか?


意識高い系の人じゃなくて、
ちゃんと実践している意識高い人と仕事したいってこと。



だだそれだけ。


以上。


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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一緒に働きたい! http://www.npo-smsc.jp/recruit

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地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...