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2017年3月22日水曜日

稲敷市は自殺対策に本気で動き出すぜ! part2




2014年の4月に稲敷市自立支援協議会に委嘱されて副会長になり、その中の専門部会であるライフサポータ―部会の部会長となった。

ライフサポータ―部会は、稲敷市市議会委議員の竹神さんが稲敷市の自殺についての現状と対策を一般質問して、自殺対策を行うことを目的に作られた専門部会こと。


部会に関わってから早3年。
長いようで早かった。


他の部会メンバーと協力して、取り組みが大きく動き出すのでとりあえずのご報告を。


2016年1月より、稲敷市自殺予防プロジェクトが始まった。

これは、自殺未遂者・企図者の支援がもっとも必要だと考え、救急医療機関に運ばれてくる患者さんが、処置の後に悩みを話せるように、稲敷市の精神保健福祉士が相談に行くという取り組み。そして、個々の悩みや状況に合わせた支援先とのマッチングを行う。


稲敷市の近隣にある7つの医療機関と連携して行ったこのプロジェクトに、1年間で1件の実績が出た。
緊急搬送されてきた患者さんの相談を市の職員が行い、支援先につなげて現在も自殺再企図することなく安定して生活している。


これはとても嬉しいことで、少ないけど確かな実績だ。



そのため昨年の後半より、このプロジェクトをより発展させ、確かなものにするために、県の事業である自殺未遂支援・連携体制構築事業に乗せようという動きになった。


県の予算・市の予算を申請して、無事に通ったということで、今年の4月から稲敷市自殺未遂支援・連携体制構築事業として始まる予定です。
自殺未遂支援・連携体制構築事業は、茨城県内初の事業なんです。凄いよね。
※ちなみにこれは、市の職員Hさんの貢献が大きい。一応書いときますね(笑)


そのため、自立支援協議会のライフサポータ―部会は事業として昇格したので終了です。

またそちらでの活動が始まったら、報告します。


2015年3月4日水曜日に書いた記事。 稲敷市は自殺対策に本気で動き出すぜ!


ちゃんと本気で動き出しましたね。ん~、感慨深い。

では。


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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2016年3月9日水曜日

初の協議会は無事に任期満了です。

平成26年9月から委嘱された稲敷市自立支援協議会。
今年の3月をもって任期満了です。

初めての体験で右も左も分からぬまま、副会長という任にもなってしまいましたが、無事に終えることができたぜ。良かった (*^^)v

協議会内にはそれぞれの担当部会があって、その部会ごとに地域で障害のある方々が安心して過ごせるように普及啓発活動や研修会、その他イベントなどを行った。

これは研修会の様子。(会場)




私が担当していたライフサポーター部会では、2年かけて自殺予防プロジェクトを議論して、一応はスタートするまでになった。
プロジェクトが始まる前には、普及啓発活動やゲートキーパーについての議論もしてたんだけどね。
もっとより踏み込んで、自殺する恐れのある人たちを救えないだろうか?そのためにはどうすればいいのか?
などという議論を重ねて、再企図防止プロジェクトをすることになった。

自殺予防プロジェクト(自殺再企図防止プロジェクト)は、救急医療機関に運ばれた自殺未遂者の支援が、ほとんど処置のみで終わってしまうことを改善するために、救急医療機関と市役所が連携して、本人への相談支援を行い、その後の支援へつなげてフォーローアップするというもの。

自殺未遂者の再発率はとても高い。

それ以前の予防も大切だが、察知できない以上なかなか改善していくのは難しい。様々な社会問題の解決が必要になるからね。それはこれからの課題にして、まずは出来る範囲の動きで改善できるものにしていくことが大切だと考え、再企図防止を目標に掲げたわけだ。

とりあえずだがスタートした自殺予防プロジェクト。
これで稲敷市は自殺対策に本気で動き出す!


今後の動向は気になるところだが、自分は任期が終了したので、また来年ていっても来月からだけど、委嘱されれば関わっていきたいな~と思う。

とりあえず、いろいろ経験できた協議会の2年でした (= ̄▽ ̄=)V


「そうだ、ボランティアしよう!」
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2015年3月21日土曜日

やるしかね~べ


稲敷市は、県内でもトップレベルの自殺率です。


平成24年の自殺者数15人、交通事故の犠牲者数は1人。約15倍の数値。
稲敷市の自殺者数は毎年大変多く、交通事故犠牲者数の何倍にも及んでしまっているのが現状。
自殺者数を各市町村の人口で割り、これを10万人当たりの数値に換算する自殺死亡率という数値。この自殺死亡率を茨城県内で比較してみると、44ある市町村の中で上から6番目になる。

これは、稲敷市議会の第2回定例会にて発言した竹神議員の言葉を引用。
(この数値は、内閣府、警察庁の発表、県保健福祉部の資料から。)

この答弁から、自立支援協議会の中に自殺対策を推進するライフサポーター部会が生まれました。

もともと自殺対策は部会の名目は違えど、市として考えて行動してきていたみたいです。
それは、素晴らしいことだと思う。

けど、この一般質問でけつに火が付いたんだろうな。



本格的に自殺対策に取り組むようになり、ライフサポーター部会になった。
自分も部会に参加することができるようになり、これまでの啓蒙活動から本格的な支援へと視点が移っていく。

今年から参加したから全部はわかんないけど、こんな感じではなかろうか?


火がついてから意外と早いんじゃん、稲敷市。


ライフサポーター部会にて、これまで何度かの会議を繰り返し、自殺未遂者を防ぐためのシステムは作れないだろうかと話し合いを重ねた。そしてシステムについてのたたき台を作った。




そのシステムについての実際の運用やさらなる改良の余地があるのか?また、もっといいシステムが作れないかということを話し合うために、救急医療機関、部会、市役所社会福祉課の関係者が集まり意見交換会の開催となる。


今回の意見交換会では、宮本病院、美浦中央病院、東京医科大、龍ケ崎済生会病院などの医療関係者、自立支援協議会委員の施設関係者、市役所の社会福祉課というたくさんの方々が集まって開催することができたので良かったと思う。


医療機関の方々はみんな忙しいだろうからね~。仕事外の時間に来て下さってありがたい。
感謝ですね。


たたき台のシステム案は、そもそも未遂者の方は救急で病院に運ばれることが多い。そして、治療が済んだら、軽度の場合そのまま帰ることになる。そこで次への支援へと繋げることができれば、未遂者が減らせるのではないかと仮定し、医療関係者がその方々へ支援があることを伝えるチラシを本人に渡してもらうというシンプルなもの。市の精神保健福祉士が未遂者と相談して、先のサポートへとつなげていく。

意見交換では、本人の情報を伝えるための個人情報の問題、また誰が渡すのか?いつ渡すのか?未遂直後に渡せる状況なのか?などなどたくさんの意見が出た。
入院になった方から渡してはどうか?そういうシステムがあると助かるというプラスな意見も出た。

今後このような会議を繰り返して、6月くらいからシステムを開始し、とりあえず一件だけでも始めていければという思いが部会にはある。

その点は、医療関係者も協力してくれそうだし、今後の話し合いについても協力的で発展していきそうな雰囲気であった。

全体的に次に繋がる良い機会とすることができたと思う。
まあ一歩一歩作っていくしかないね (*´∇`*)

2015年1月21日水曜日

自殺対策支援システム作成会議にて。

平成27年1月21日(水) 11:00~12:30 稲敷市新利根庁舎

次回のライフサポーター部会にて、自殺に関する支援システムを話し合うということになっていた。
その部会の前にシステムのひな形を作成した方が、会議が円滑に進むだろうとのことで、市の職員と自分と他施設の施設長Yさんの3人で会議を行った。

一人一人のシステム案を図式化して出し合い、その図式をもとに構想を話し合う。
大方は似たような考え(自分も)であったと思う。
その中で、Yさんの図式が教科書的で見やすく理解しやすかったので、そのシステムをもとに話し合う。
協力をお願いする機関も選定し、協力依頼は市のほうで行ってくれることになった。

システムのひな形もだいぶ決まったので、これをもとにライフサポーター部会にて細かな部分を決めて、決定することになる。そのシステムについては決定し次第、載せていきたいと思います。

話し合いでいつも感じることだけど、大枠を考えたり決定したりするのは自分の仕事上多いから得意なんだけど、その間の細かな繊細な流れの部分の考えって苦手なんだよな。どう伝えたり、その手順の踏み方とか。走りながら考えて軌道修正していくタイプだしね(笑)シンプル重視で余計なことも省いちゃうし。
もう少し、様々な面に配慮して考えていかないとな〜と、少し反省しました f^_^;

今回のシステムは、その流れや手順が分かりやすかったので、自分の考えもすっきりした感じです。思っていることを表現するのって難しい…。
ただ、手順が多くなればもたついて機動が遅くなることもあるので、その点が心配ではある。会議とかね、すぐ集まれればいいと思うけど、福祉関係者は現場をなかなか離れられないから集まるまでに日数かかっちゃうよね。
作成していくシステムは、より自殺の緊急性の高い人への支援だから、機動力も考えていきたいと思う。

連携する部分は、ITを利用すれば話し合いや会議とかスムーズに効率化してできると思うんだよね。
その点は、次の次の部会にて話し合いできればな~と思う。

次回の部会では、稲敷市の広報に自殺啓発の記事を載せていくので、その内容決めを行います。これもしっかり啓発できるものにしていければな~と思います。

2014年9月11日木曜日

自立支援協議会に参加して。

 先日の9月4日、初めての稲敷市地域自立支援協議会に参加してきました。

 初めてのことなので、ちょ〜緊張…。ドキドキするよね。

 自立支援協議会は地域の障害者福祉に関するシステム作りを行う協議会です。福祉や福祉に関わりのある他分野の有識者が、30名近く集まり協議します。
 
 初めてのことなので、諸先輩方々にご指導を頂ければと思い参加しました。
 参加して感じたことは、他機関になると知らない方が多いなってこと。
 福祉サービス事業者以外の教育や就労、児童や養護、行政の方々や保健師さんや民生委員の方、商工会やハローワークなど幅広い方々が集まってましたが、ほとんどの人を知らなかったよ…
 連携を意識して活動しているけど、まだまだ自分の庭しか知らないし、連携出来ていないってことなんだよね。

 だからこそ、今回この協議会に参加させて頂いて、様々な方々と関わる機会が出来て連携できるチャンスになると思う。活動も知ってもらえるしね。それは他の機関の人もそうなんだろうな~と思う。

 そういう意味で、この協議会の存在意義は地域社会の福祉の底上げに充分に役立っていると思う。他機関同士が連携を深めて、協力して何かを生み出す様なことがバンバン出てくれば今後面白いんだろうけどね。


 まあ、それは自分もこれから考えていきたい。


 話は変わるけど、協議会は全体会議の他に幾つかの部会があり、さらに専門的な話し合いを行います。
 私はライフサポーター部会と言って、自殺関連の問題を取り扱う部会になります。ちなみにリーダーになりました…(笑)


 そして、この協議会の副会長になりました…(さらに笑)


 自分がどう貢献していけるかわかりませんが、精一杯頑張っていきたいと思います。



 協議会の活動は、地域の方々にも知って頂きたい情報なので、できる限りですがこちらにて発信していけたらなと思っています。

 では。

2012年9月13日木曜日

研修に参加しての今後の想い。

  反貧困の社会を目指して
  ~NPO法人「ほっとプラス」の挑戦~

 twitter で呟いたんですが改めて。

 自分は精神保健福祉士として精神疾患、障害のある方の住居支援、就労支援を行っています。(詳しく言うと、行っていく予定です。)
 でも当法人の目的でもあるメンタルの問題を改善・予防していくためには、社会福祉士としての視点が必要になると思っています。それは社会にある様々な問題(いじめ、DV、自殺、貧困などなど。)がメンタル不全を起こすことが多く見られるからです。これまで相談を受けてきた方々は、これらの社会的背景をいくつかもっていました。

  いじめ、家族問題、DV、性被害、パワハラ、貧困⇒精神疾患になりやすい。
  精神疾患⇒いじめ、家族問題、DV、性被害、パワハラを受けやすい。
  精神疾患⇒貧困になる可能性が高い。

 どの問題にも耐えきれず、もっとも悲惨な自殺につながる可能性がある。

 上記は一例ですが、精神疾患や自殺の問題を解決していくためには、社会的に問題になっているいじめ、家族問題、DV、性被害、パワハラ、貧困などを改善していくことが最も重要なところ。

 今後は、社会問題の改善をするという視点を強化して仕事に取り組んでいくことが必要だと感じています。活動内容としては、精神的な病気や障害のある方の生活支援、そのような状態にならないための予防的な支援。つまりは社会的な問題(いじめ、DV、自殺、貧困など。)の改善を中心に行う。


 特に貧困問題が今後ますます必要になる、そう感じた点と取り組んで行こうと思えた点で今回の研修は良かった。 障害者の支援に比べて、社会的な問題の支援はお金にならない。それは支援する側が生活出来ないという意味です。できるようにしている団体もあると思うが、障害者施策と比べて始めるにはリスクが大きいんだよね。だからこそ、専門家が集まらない。でもね、そこの支援が大切なんだ。そういう話も聞けたのは、同業者として嬉しくもあり理解できるところでした。

2012年7月25日水曜日

今、苦しんでいる人たちへ。

これは内閣府「いのち支える(自殺対策)プロジェクト」キャンペーンソング、「あかり-donationmusic ver.-」(ワカバ)です。これは昨年?出されたものなので少し古いですが、良い曲なので載せてみました。それにいじめは今話題となっていることもあるし、そのような悲しみが増えないことを願って。


 


 「あかり-donationmusic ver.-」をダウンロード購入すると、その収益のすべてが一般社団法人 日本いのちの電話連盟、国際ビフレンダーズ 東京自殺防止センターへ寄付されます。
  詳しくは、  こちら http://www.donationmusic.jp/wakaba.html


 個人的にはいじめはなくならないって思っています。大人でもあるように、生命の本質として持っている根源的な生きる力なのではないかな。(主観) これはいじめを肯定しているわけではありません。悲しみを生むようないじめはなくなって欲しいと思いますが、それには教育分野(他分野にも言える。)の構造的な問題を解決しないといけないのではと思う。特に、評価と隠蔽。

 いじめはなくならない。だからこそ、当事者を守るシステムの構築が必要と考えています。
 それはどうすればできる、とまで頭が回っていないのが今の自分の残念なところ。。。


 自分にもできることがある。
 「周りを見渡してください。」

2012年3月13日火曜日

自殺者数は14年連続の3万人超え。

自殺関連の記事を載せてみました。

  自殺者数は14年連続の3万人超え
  http://www.cabrain.net/news/article/newsId/36785.html

  若者自殺、初の千人超え
  http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120309-OYT1T00332.htm?from=tw

  管理職・専門職の死亡率高る
  http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201203070858.html

 3万人を超えたのは、これで14年連続です。数年前から政府は自殺対策に力を入れるようになってきましたが、まだまだ現状を改善するには至っていません。

 また最近では、GKB(ゲートキーパーベーシック)問題で話題になりました。これを聞くと本当の意味で解決していこうという思いは、政府内部では低いのかもしれません。しかし3・11から1年が過ぎ、必死に乗り越えてきた人たちも現状に絶望し、苦しい選択を迫られてくる可能性もあると思います。ゲートキーパーではないですが、身近で支えあう方法を模索していかなければならないのではないのかな。

 絆と言ってしまうのは浅はかとは思いますが、これからはこれまで以上に協力・共同して課題を解決していくことが必要だと思います。自分に余力のある人は少しでも力になる活動をする。私も微力ながら力になっていければと思います。

2012年3月3日土曜日

自殺防止月間。

3月は自殺者が多い。

  http://www.pref.ibaraki.jp/news/2012_02/20120227_03/index.html

 例年、3月に自殺者が多い傾向であることから、茨城県では、3月を「自殺防止月間」と定め、関係団体等と連携して、重点的に普及啓発活動等を展開し、自殺対策を推進することとしてます。

(取り組みについて)
  http://www.pref.ibaraki.jp/news/2012_02/20120227_03/files/20120227_03a.pdf

 身近に悩んでる人がいる、自分が悩んでいる。行動してしまう前に相談機関に打ち明けることが大切です。

2012年2月26日日曜日

自殺対策強化月間に行う啓発キャンペーン

内閣府は24日、3月の自殺対策強化月間に行う啓発キャンペーンの概要を発表した。

http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E6E2E0E28DE0E6E2E0E0E2E3E09191E3E2E2E2

 「あなたもGKB47宣言!」で、あれだけ批判されたのにAKBを起用。この自殺問題を本気で考えてるとは思えないですよね。

 ゲートキーパーって何?

 このキャンペーンを知ったって、大半の人は「ふ~ん。」と流すだけと思います。

 この問題を解決していくには、その苦しみを聞いてくれるところ、助けてくれるところを本人に知らせて、繋げることが最も必要だと思います。

 キャンペーンをやってることを知らせるのには効果があるかもしれないが、やってますよと見せるだけの仕事なら、無くても良いんじゃないかな。(個人的意見ですが。)

2012年1月20日金曜日

自殺大国。

自殺の原因の一つではないか?


http://www.mynewsjapan.com/reports/1301


 今回は抗うつ剤についての記事です。

 「日本に抗うつ剤SSRIが上陸した1999年以降、うつ病患者は減るどころか、抗うつ剤市場に比例して、うなぎ上りに増えている。自殺者数もまったく減る気配すらない。もしSSRIが自殺に効くのなら、少しは減っていてもよさそうなものだ。」(引用)

 日本の自殺者数は減っていないし、精神疾患の患者数も増えています。この現状をどう考えるべきか?医療や薬が貢献していれば少しでも減っていても良いのではないか。しかし変わりはなく、それでも早期医療へと進める動きがあります。これをどう見るべきなのか?

 この動画を見てください。



※うつと診断され、一日34錠もの薬を処方されていた方の体験をもとに制作した動画です。最近になって、薬をたくさん出す治療が、まだ行われていることを知りました。(医療ジャーナリスト 伊藤隼也氏 取材・出演・監修 フジテレビ「とくダネ!とくスペ 抗精神薬大量多剤処方」)



 医療が全て悪いと思っていませんし、薬が全て悪いとも思っていませんが、このような当事者がいるということ、それは現在の精神科医療は多剤処方などの問題があるということだと思います。
それに精神的な改善だけではなく、その人がその様な状況になってしまう環境を改善できるようにしていくこと。根本的な問題の改善が必要なのだと思います。

 うつは誰でもなる可能性があります。それゆえこの問題は他人事ではないと思います。このような事が自分にも起きないよう自分自身も学び、医療機関以外の方にも助けを求め、自己防衛する方法を学んでいく必要があると思います。

2012年1月15日日曜日

フィンランドの自殺対策。

日本では毎年3万人を超える自殺があり、社会問題となっています。その対策として政府は、平成18年6月21日に自殺対策基本法を定め、平成18年10月には自殺対策の指針である自殺総合対策大綱を策定した。これらの取り組み、また県による取り組み、NPOなどの様々な団体が試行錯誤し貢献していますが、まだまだ問題は根深いので解決、改善には至っていないのが現状です。

 「どうすれば良いのか?」

 答えはないので分からないですが、今回は視点を変えて他国のフィンランドで行われたプロジェクトを紹介します。

フィンランドで行われた自殺予防プロジェクトについて。
http://xbrand.yahoo.co.jp/category/lifestyle/4917/4.html


 予防プログラムのなかで医学的見地と同様に重点を置いたのが、「社会環境」であった。

 ウハンヌ博士は「すでにさまざまな研究を通じて、周囲との連帯感が自殺を予防するうえでとても重要なカギを握っていることがわかっています。空虚な孤独感に陥っている人に、社会との接触を通じて連帯感を与えてあげることがとても大切なのです」と語る。


 個人的な見解ですが、日本はどうしても精神的なことについては医療につなげがちのような気がします。それは、医療以外での支援機関がこれまで少なかったこともあるかとは思いますが。それでも、早期発見、早期医療が大事との意識(宣伝?)が根付いていると思います。


 自殺に至る原因は、いじめ、ひきこもり、うつ、虐待、DV、パワーハラスメント、労働・法律問題などなど様々あると思います。

 その問題が長期化するとメンタルの問題に関わってきます。

 そして、精神科医療にて薬物治療。薬物治療も一定の効果がある場合もあるのかもしれませんが、そもそもの社会的な問題が改善しなければ一時的に良くなっても、悪くなると思います。


 そのため、社会的な問題を改善をすることが必要です。改善していくためには相談、連携、調整をする中心的な機関が機能していく必要があると思います。現在は県に1つ以上ある精神保健福祉センターがその役割を担っていますが、まだまだ足らないし、一般的に認知もされていないし、調整できているかも難しいところ。まだまだ数が少ないというのと、安易に公にまかせて良いのかという問題もある。まあ今後良くなっていくことは期待していますが…。

 そういう機関を作っていきたいというのが目標ですね。いつか。

2012年1月11日水曜日

2011年の自殺者数。

 昨年の自殺者が3万を越えて、これで14年連続で3万人超となった。
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011001001982.html (47NEWS)

 昨年の自殺者は3万513人で、前年より1177人(3・7%)減った。1998年に3万人を超えてから最も少ない記録だが、14年連続で3万人を超えた。 とのことです。

 警察庁が発表した昨年の自殺者数(速報値)はこちら。
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H23_tsukibetsujisatsusya.pdf

 茨城県は57人減りました。全体では、1177人。これをすごいと思うか、まだまだと思うかで大分変ってくるとは思いますが、まだまだ多いと個人的には感じます。


  「死ななくていい命が毎年これだけ亡くなっている。」


 この現実は変えていかなくてはいけないと思います。昨年は、意外な有名人の自殺もありました。その前後での自殺も増えています。それに感化されての行動も出ていたとの見方もあるようです。

 しかし、命はあなたの物。他人がどうこうできるものではないはずです。苦しいことは、いずれ乗り越えられる。できなければ助けを求めようよ。あなたの助けになる人や団体がきっとあるはずです。


 ただ自殺を選択してしまう方々は、社会的なつながりが希薄化している面があるのというのを相談している中で感じました。「どうすればいいのか?どこに相談すればいいのか?」など情報不足(情報をえることができない、)のためつながりを築けない。それに、周りの無関心やその人の社会環境の状態など、いろいろあると思います。その様な方々のための情報発信の在り方、地域に合わせたインフォーマルな連携、アウトリーチなど、支援する機関がもっと環境の改善に着目した支援方法を検討していく必要があると思います。

2011年12月22日木曜日

ソーシャルメディアを活用した自殺支援。

2011年12月13日、Facebookは「自殺防止の取組み」についてアメリカのNPO団体「National Suicide Prevention Lifeline(NSPL)」と提携。

  その記事は ⇒ InfoComニューズレター

 Facebook上で自殺をほのめかす内容の書き込みを見つけた場合、National Suicide Prevention Lifelineの電話番号(年中無休24時間、通話無料)の掲載と、カウンセラーとのプライベートチャットが行える機能を提供するとのことです。


 ネット環境がかなり普及した現在、このようなソーシャルメディアを使って早期発見、サポートしていく仕組みは素晴らしいですね。今後どのように活用されて広まっていくかは気になるところです。ネット環境の充実化とともに、人間関係は逆に希薄化しているように感じる現代で、環境をうまく利用した方法と個人的には感じています。どう運用されていくのかな~。

 ただこのような先進的な取り組みもさることながら、やはり個人的には対面的(向かい合った)コミュニケーションを大事にサポートしていきたいと考えています。もちろん良い面は吸収しつつね。

2011年12月4日日曜日

生活保護と自殺について。

生活保護受給者と自殺者の関連性について、平成23年7月12日に行われた第4回社会保障審議会生活保護基準部会の資料から考えてみたい。

生活保護受給者の自殺者数について - 厚生労働省社会・援護局保護課


 この資料を見ると、全国の自殺率より生活保護を受給している方々の自殺率は倍以上になっています。自殺の大きな要因と考えられている精神疾患(うつ病 統合失調症 依存症)を有する者の割合が全国平均よりも高いこと事があげられる。

 実際、精神的な病を患っている人々は、入院や通院医療で多大な医療費もかかるし、それが長期に渡ることは多い。そうなると、安定して働けなくなったり、失業してしまう人も多いのが現実である。初めは貯金を切り崩していても、経済的に困窮していくのは見に見えている。そのため、障害年金を申請して、それでも生活が厳しければ生活保護を申請するという流れは多々見てきました。
 そして、精神疾患と自殺というのは深く関わっている(精神疾患のある人の自殺率は65・3%)ので、この結果も精神疾患という問題を考えていく上で重要な資料と思います。

 また自殺者数で言うと高齢者の方が多いが、自殺率になると働き盛りの世代(20歳~49歳)が多い。これは、若い年代の方が仕事という生きがいであったり、やりがいであったりなどのニーズが損なわれ、結婚や子供、さらには老後などのライフプランが立てられずに失望してしまう方も多いからではないでしょうか?
(統合失調症が思春期~30歳までに多い傾向にあるというのも考えられます。)

 これらの統計をみると、生活保護と自殺という問題を改善していくためにも、やはり精神疾患のある方々へのケア、支援が重要になってくると考えられます。そのためには、病気が長期化しないようにすることが重要だと思います。治らない、または障害があるとしても働けるように支援していくこと、個々の生活を構築、維持していけるような支援が必要なのではないかと思いました。


2011年8月6日土曜日

家族構成と自殺。

家族構成と自殺との関連について。

-厚生労働省研究班「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果- に記載されていました。

 自殺に関するリスク要因の1つとして社会的な背景があり、その中でも家族の構成が本人の自殺のリスク上昇とどのように関連しているのかという研究です。

 男性は、妻と同居していない男性は自殺のリスクが上昇しています。
女性は、同居者が親だけの場合に自殺リスクが上昇しています。

 この研究では、男性においては妻と同居していない人、女性において親とのみ同居している人は夫婦ふたりで暮らしている人に比べて自殺リスクが上昇していた。このように男女で自殺リスクに関連する家族構成が異なっていました。その理由ははっきりとはわかりませんが、生活能力や親の介護負担の男女差などが影響しているのではないかとのことです。

  研究成果の詳細については、  ⇒  独立行政法人国立がん研究センター


 この結果をみると、男性は女性に依存している傾向が見られ、女性は経済的な要因が大きく影響を与えていると考えられます。ただ、この結果だけを一概に言えませんが。
しかし、支援者として何らかの精神的な問題のある方を相談する際に、この統計資料を知っているかいないかでは大きく違いが出ると思います。相談支援を行っていく際には、家族という環境の中で、その状態だからこそどのようなストレスを受けやすいのかを考え、リスクを予防するよう支援していくことが大切だと考えます。今後、個々の問題をアセスメントしていく時に活用できる情報と思うので、意識して取り入れ、支援に生かしていきたいと思います。

2011年7月17日日曜日

自殺率2・2倍。

生活保護受給者、自殺率2・2倍…厚労省調査
(2011年7月13日08時52分 読売新聞

生活保護受給者の2010年の自殺率が10万人当たり55・7人だったことが12日、厚生労働省が公表した調査結果で分かった。
総人口に対する自殺者の割合と比較すると約2・2倍だった。同省では昨年から生活保護受給者の自殺率を公表しており、今回が2回目。
昨年1年間の自殺者数は1047人で、前年比2人増。生活保護受給者全体が増加を続けているため、人口10万人当たりの自殺率は前年比6・7人減。自殺の原因別では「健康問題」が60・7%、「経済・生活問題」17・9%、「家庭問題」が13・8%。また、精神疾患のある人が65・3%を占めた。



 個人的には、このニュースは少し驚いた。それは生活保護受給者の自殺率が増えていることが予想外であったから。
 自殺の要因には、経済・生活問題による原因もあるから当然と思う人がいるかもしれないが、生活保護を受給すればある程度の生活をしていける。それに、現在の不景気や震災の影響など様々な問題から労働環境は悲惨になり、生活保護を下回る最低賃金の企業もあるくらいだ。そこから比べれば、ある程度の生活を組み立てられる方々が自殺をするケースが増えてきたのは予想外であった。
 しかしそこから見えてくるのは、働かなくても生活していける(生活保護受給)環境だけでは自殺は止められないということ。それには、社会性が重要なのではないかと考えさせられる。「居場所が無い。話す人がいない。仲間がいない。必要とされていない。」など上がれば切りないが、社会での自分の居場所というのが人には必要なのではないか?

 また、精神疾患の自殺者の多さ。これは前々から感じていたが多様な問題を感じています。ほとんどは医療的な事。そのため、これに関してはコメントを控えます。



 ただ、この活動は精神疾患に苦しむ人を少しでも助けたいとの想いから始まっているので、自殺者が少しでも減らせるように、福祉またはセーフティネットの役割を担えるよう模索しながら頑張って行きたいと思います。

2011年7月4日月曜日

きっかけ。

独立して法人を立ち上げようと思ったのは、精神保健福祉士の研修会で自殺についての話を聞いたことがきっかけです。


-その前に-
日本の自殺率は年間で3万人以上となっており、最近では年間の自殺者数が13年連続で3万人を超えました。
去年一年の自殺者数は3万1690人で、前年に比べて1155人減ったものの、13年連続で3万人を超え。自殺の原因は「健康問題」が最も多く、次いで「経済・生活問題」となっています。内訳は、男性が2万2283人、女性が9407人で、約4割を40歳から60歳代の男性が占めています。
また、年代別で見ると、20歳~40歳代前半の自殺が増加傾向にあり、非正規雇用の増大やセーフティーネットの脆弱(ぜいじゃく)性が背景にあると分析している。
日テレにゅーす-http://www.news24.jp/articles/2011/06/10/04184305.html

(参考までに)

※警視庁統計 特に、1998年から一気に上がっています。

※WHO統計(世界) 世界的に見ても多いです。


今回の研修会では自殺についての内容で、特に茨城県の状況について話を聞きました。

茨城県の自殺者は、年間700人くらいいるそうです。
それは1日平均約2名の方が亡くなっているということになります。

交通事故での年間の死者が200人なので、その3.5倍。

私は自分の周りで自殺した人がいないこともあり、それほど多いとは思ってませんでした。というよりは、意識してなかった。ただ、あまりの多さに正直ビックリです。

最近は労働センターなどへの相談として、解雇や賃金・残業について、セクハラ・いじめなどの訴えが増えてきたそうです。また特に、職場でのパワーハラスメント(職権を利用したいやがらせ)やいじめなどによる精神疾患の相談が中心になってきているとのことです。

精神医療・福祉分野で働く自分としては、そのような状況に苦しんでいる人々の力になれるか?ならなくてはいけないのではないか??と思いました。
私自身、今後自殺者対策としてどのような活動を行っていけるか、少しでも現状を改善できるように貢献できないかと考えたのが始まりです。

地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...