2018年1月22日月曜日

ビジネスでもソーシャルワーカーにとっても情報は最高の武器である。



1月9日付で、稲敷市生活支援コーディネーターに委嘱されましたのでご報告です。
(3月号の稲敷広報で紹介されると思いますが)
生活支援コーディネーターは、地域住民が主体となって生活支援・介護予防サービスの提供体制の整備に向けた活動や充実(ささえあいづくり)のための調整役を行います。

(主な役割)
①地域の不足するサービスの創出
②ネットワーク構築
③ニーズと取り組みのマッチング
④その他地域のささえあい体制づくりに関して必要なこと

簡単に言うと、
支援が必要だけどないな → では、作ろうか。
どこで支援が受けられる → あそこを紹介します。
誰か助けて! 助けたいけど、どこにいる?  → 私がつなげますよ v(´∀`*v)ピース
まだまだ問題あるよな → みんなで話し合おう!

 支援が必要な人 ⇔ 支援者・サービス のマッチング調整役ってことです。

そのため、地域にある様々なサービス、取り組みをしている団体のところに取材に行くかもしれませんので、その時は快く受け入れていただけると嬉しいです。

ユニークな活動交流を創っている場所、ささえあいにつながる活動、市内のどこでも取材に行くのでご紹介ください。

よろしくお願いいたします。

はい、宣伝はこの辺で。


この仕事、結構日々の業務が忙しくて大変なんです。

それなのに、なぜ引き受けたのか?

ビジネスの面でもそうだけど、情報って大事。あたり前だけど。
何をやるにも情報があるかないかで勝負は決まります。


それはソーシャルワーカーにとっても同じこと。

困っている人が相談に来た際に、本人には何のサービスが必要か?
病院の必要は?福祉サービスは?どの制度が利用できる?
サービスと言っても様々あって、事業所もたくさんある。
その他のインフォーマルな支援は?あるのか。

あらゆる方向性で考えて本人に合わせた支援を組み合わせる。
その支援を振返りながら、次の支援につなげるため評価と計画の繰り返し。

みんな様々な資源を考えるけど、地域におけるインフォーマルな支援をいろいろ知っている人、というのは少ないのではないだろうか?
それは足を使って探すしかないからね。聞き込みも。
現場が忙しい支援業務の中で、地域資源を見つけていくには時間も人も足らないんだよね。

でも、なかなか知りえないインフォーマルな支援を組み込むことが大事なのはみんな知っていることだと思う。
公助のサービス以外でも、買物・交通・見守りなどなど、あげればきりがない。

その現場にとってはものすごく必要で、でも仕事が忙しくてなかなか集められない情報を、自分は仕事として集められる。素晴らしい環境なのだ (o゚▽゚)

自分の支援にも直結するし、市民の方にも必要な情報。
しかも自分を介して伝達していく。ここが最高の強み。

モロモロ、プラスでしかない。

このコーディネーターの業務を通して、様々な情報を集めて、支援に生かしていきたい。
もちろん、集めた情報は市民が利用できる形で公開していきたいとも思う。



世界はオープンソースになっていくだろうからね。

独占せずに広く利用できるような形にしていこうと思う。

ということで、情報収集頑張りますという話でした。


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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是非ご支援をよろしくお願いいたします。
(クラウドファンディングページ)) https://camp-fire.jp/projects/view/54070

ボランティアしてみたい。 http://www.npo-smsc.jp/join/volunteer
一緒に働きたい! http://www.npo-smsc.jp/recruit

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2018年1月5日金曜日

新年のご挨拶と目標です。



新年明けましておめでとうございます。
皆様のおかげで今年も無事に新しい年を迎えることができました。


昨年の7月には、5周年記念イベントとして貧困問題について考える無料講演会(~「普通」の暮らしがしたい~ 先の見えない「貧困世代」のリアル)と水戸京成ホテルにて5周年記念パーティーを行うことができました。
【過去記事】 5周年記念を迎えて。  5周年記念イベントを終えて。

無事に開催できたのも皆様の協力があってのことだと思っています。
ありがとうございます。


5年という節目を越えて、スタートアップという第1章が終わり、第2章へ移ってきたんだなと実感してます。


平成30年度(2018年)には診療報酬、介護報酬が同時改定されます。もちろん、障害福祉サービス等報酬も改定になります。報酬の増減は様々ありますが、ますます各事業所の力が試されてくるのではないでしょうか?

当法人もさらに気を引き締めていきたいところです。


とりあえず今年の目標を設定する前に、これまでの法人のビジョンと動きの振り返りから。

スタートから「障害のある方が安心して過ごせる地域社会を実現する」というビジョンで、グループホームや就労支援、相談支援事業を展開してきました。
そこで得た気付きとして、貧困の問題を改善できれば、精神的な疾患や障害を減らせるのではないか?ということ。それほど貧困状態の方が多かった。

そのため昨年は、特に社会的な障壁の多い障害者や生活困窮者を含む「すべての人にチャンスのある社会をつくる」というビジョンで、昨年の4月から生活困窮者世帯の子どもの学習支援事業を始めました。活動してみて感じたのは、貧困の度合いと量。比較的裕福な地域だと思っていましたが、格差はとても大きい。
「でもその現状を知っている人がほとんどいない。」というのが、この問題に支援が届きにくい理由だとも思います。


これらの活動を越えて第2章はどうするか?

ちなみに今年より稲敷市の高齢福祉課にコミットして生活支援コーディネーターの役職に就きます。そのため、高齢分野の支援も視野に入れなければいけないということです。

これまでの福祉活動を通して感じるのは、障害者や生活困窮者等が安心して過ごせる社会では足りないということ。そこには、それ以外の一般の人もいるのだから。

またどの分野もバラバラでの運営なので、高齢者・障害者・児童・一般等のそれぞれの関りがそんなにない。なので、どの問題も当事者意識を持ちづらいし、差別や偏見にまでつながっていくんだろうとも思います。


これからはあらゆる人が交わり、関われる空間、サービスを作っていく。



「ゆりかごから墓場まで。」が頭に思い浮かんだ。

これは、社会保障制度の充実を形容する言葉で、第二次世界大戦後にイギリス労働党の掲げたスローガンのこと。これが日本を含めた各国の社会福祉政策の指針となった。


まわりまわって福祉の原点に立ち返るような感覚なのだ。



「子どもからお年寄りまで安心して過ごせる地域社会を実現する。」

これからはこれを理念として活動していきたいと思います。


この活動は皆さんの協力があればこそ実現するものと信じてます。まずは目の前の課題にひとつひとつ着実に取り組んでいきます。どうか皆さん、今年もよろしくお願いします。

新しい年が更に良い年になるよう祈念致しまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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是非ご支援をよろしくお願いいたします。
(クラウドファンディングページ)) https://camp-fire.jp/projects/view/54070

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地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...