2016年6月21日火曜日

自立することが幸せになるということ。

幸せになる勇気を読了。

やっとです。
読みやすい内容なんですけどね。

個人的に毎晩晩酌して、hulu見てっていう怠惰な生活してたから遅くなったんだろうな (ノд・。)



読んでみての感想だけど、前作に続き、青年と哲人の対話形式で、難しい言葉もほとんどないため読みやすかった。さっと読めて重要なところは頭に残る。

前回の嫌われる勇気の主人公が、アドラーの思想に感化されたことで、大学図書館をやめて、母校での中学校の教師を始めた。そこで、アドラー思想に基づく教育を実践し、「ほめてはいけない、叱ってもいけない。」という教育をしたら、学級崩壊になってしまったというところから始まる。

「アドラーの思想は理想論であって、現場で生きないじゃないか?!」

「いやいや、皆さんアドラーを誤解している。」


ここから始まる哲人との対話。
そこから、幸せになる生き方へ導かれていく。


まあ、あまり書いてしまうと内容がネタバレだからそこは避けるけど。


主人公が教師という対人援助職ということもあって、福祉職でも生きる関わりがたくさん書いてあった。

特に感じたのは、「罰」があれば「罪」はなくなるのか?というところ。
何か悪さをしたら、罰を与えてその行動の抑止力としようとしてしまう。でもそれで、問題行動はなくなっているのか?なくなっていないことが多いのではないか?叱っても、なくらないなら意味がないのではないか?

ではどうするか?
「目的」に注目して、彼らとともに「これからどうするか?」を考えること。
なぜそのような行動をしてしまい、それでどうしていかなくちゃいけないか?それを考えてカウンセリング(再教育)していくということ。

それと、先に「信じる」ということ。
これは、バイスティックの7原則の受容に当たる。
クライエントの考えは、そのクライエントの人生経験や必死の思考から来るものであり、クライエント自身の個性であるため「決して頭から否定せず、どうしてそういう考え方になるかを理解する」という考え方。

福祉的にはよく学び推奨される考え方だが、アドラーはその先を行く。
相手が嘘をついたり、どんな思惑があろうと、その人ごとを信じるという能動的な働きかけという。

人と人は永遠に分かり合えない。
だからこそ、他人に信頼を寄せ、仲間になるところから始めなければならない。

それが、人を信じるという共同体感覚へとつながり、ゆくゆくは愛となり、その愛が自分の自立となると。


その自立することが幸せになるということ。


内容についてはこの辺で。


短いので分かりにくいとは思いますが、本を読み終えれば自立することの難しさが分かるし、幸せになるということの意味を少しは理解できるかもしれません。

自分は何となくだけど腑に落ちた。


面白い本ですので興味のある方は是非!


幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII





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2016年6月2日木曜日

ホグワーツ魔法魔術学校へ行く時が来たのかも?

書こうと思ってもなかなか忙しくて、ついつい更新が遅れてしまうね。


でもね、魔法使いと分かってしまった今、書かなくてはいけない。



先月の後半より、就労移行支援事業所おんらが村の一期生が企業へ就職しました。

初の就職者。嬉しい限りです。

就労移行支援事業は、障害のある方々が2年間の事業所での職業訓練を行い、就職を目指していくという事業。

おんらが村が県に指定を受けたのは、2014年7月。
今月は2016年6月。来月でちょうど2年。
2年以内に卒業生を出せたのはとてもいいことだね。
ギリギリだけどさ(笑)

彼のおかげで事業所内の空気が変わった。

利用者さんの意識が明らかに就職に向いてきんだ。


「自分は無理です…。」

「できないです。」

「働きたくないです。」

これまでは、こういう訴えがとても多かった。


そのたびに、
「大丈夫、やればできるよ。」
と、厳しくもケツを叩いて何度も伝えてきた。
それでも、無理なんだってあきらめてる人が多かった。


彼の就職が決まった後は、

「自分も○○に働きたいです。」

「○○に働くにはどうすればいいですか?」

って、次は自分だって言うほどに熱意が伝わってくる。


素晴らしい変化が生まれてる。


この熱意を絶やさぬように、就職先をどんどん増やしていくしかない。
先方さんは、これからも何人も雇ってくれるとのことだ。

とても嬉しいことだが、自分はもっと多様な就職先を選べるようにあと4~5つくらいの企業と連携して障害者雇用を進めていきたい。

田舎での障害者雇用の困難な点は、大企業が少ないこと(法定雇用率の問題)、あとはアクセスの問題が大きい。働けても通えないからね…。車に乗れない人も多いし。他にも困難な面がすごく多いんだよね。

だからこそ、様々な地域で雇用先を作っていくしかない。
アプローチしていくのが俺の仕事だし、頑張るぜ ( ̄ー ̄)ニヤリ


これまで利用者さんに伝えてきたこと。

「やればできる!」
「なんとかなる。」

という言葉たち。




これらは、彼の就職によってこれからは魔法の言葉になる!


魔法が使える俺は、魔法使いだ!


やっと魔法使いだってことがわかったよ(笑)







ちなみに今日の金曜ロードショーは、ハリーポッター。


彼も、魔法使い。


スタッフブログのパクリでした(笑)

福祉のお茶の子 - かけ算の魔法 より
こっちも見てね!




うちの事業を信じてついてきてくれた利用者さん、そして就職を進めてくれた㈱三宝ゴム様、就職できると信じてサポートをしてくれていたスタッフの皆さま、みんなの力で一つの目標が達成できました。

ありがとうございます。


これからも頑張ろう!




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地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...