2018年6月1日金曜日

急ですがブログを移転します。



急ですがブログを移転することにしました。

いろいろなことが3年で飽きてしまう自分。

Blogger の過去記事を改めて振り返ってみると、2011年から書いている。
今2018年なので7年も書いている。驚きだ。ここまで続くとは・・・。

しかも法人を立ち上げようと決意した時から書いているんだよね。
実は、7年前の昨日なのだ。

改めて振り返ってみると、その時はこんなこと書いていたんだ〜と感慨深い。
懐かしいと感じるより、目の前で自分と対話しているようにも感じる。

日記のように記録しておくのは大事だな。

今後も振り返ると面白いので書いていこうと思う。
結構、あれっていつだっけ?というのは自分のブログで探すと出てくるから活動ログだね。ほんと。

ちなみに移転する理由は、まあ〜飽きたからです(笑)
デザインとかもろもろ。新しくしたいなと。法人も5年の節目を超えてちょうどいいし。


それだけです。


ちなみに過去記事も移転して、次のブログは開設済みです。
まだ色々いじってないけど、とりあえず移転先で書いていこうと思います。

またそちらでもよろしくです。是非に見に来てください。

移転先 ➡︎  https://toshinemo.com/

まだ何も更新はしていませんけどね。

こちらはこのまま残します!
では。

再见


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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2018年5月1日火曜日

崖っぷちだからこそ強くなるのだ。

何年たっても崖っぷちだけど、それが人を強くするって話。

そうまあこんな感じだ。



今年の報酬改定はシブいっすね〜。

就労系での実績の格差、A型問題、児童サービスについてもですが、大幅に改定がありました。
そのおかげで3月4月の指定変更申請等でみなさん忙しかったことと思います。

もちろんうちもですが。
書類作成にてんやわんやですよ(笑)


改定についての詳しいリンク(厚生労働省)
平成30年度障害福祉サービス等報酬改定について
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000202214.html


うちの場合だと、特に就労移行支援の就労定着実績が特にシブい。
前年度の実績が今年度の報酬にバンと響く。
地方での就労移行は結構撤退するんじゃないですかね。多分。
うちはなくすまではしないと思いますが、定員変更はせざるを得ない。

地方はそもそも働くこところが少ないし足もないからね。
都会よりかなりの狭き門なんですよね。
じゃあやる意味ないじゃんて言われたらそうかもしれないけど、働きたい人もいるんですよ。

そのチャンスは残しておきたい。


うちも毎年5・6人中1人は就職させてますが、前年度の実績に縛られると1人もいない…。
今年は2人就職してるから、来年は報酬が上がるけど今年度はシブすぎる。
もう定員の変更をせざるを得ない感じなのだ。


それとB型でも平均工賃の実績で大きく変わる。
これまでは徐々に良いところを評価する形だったけど、今回の改定では減額になるところも多いと思う。
うちも微妙に10,000円割れで減額っす。年度切り替えのタイミング問題もあるんだよね。


いやはや、崖っぷちですわ。これは。


それに今年から新サービスも始まる。
うちもひとつ始めるので、まだまだ指定変更申請の書類作成に追われそうです…

GWも潰れそうなのだ(爆笑)
もう笑うしかない。


今後の HAICOO というデカイ計画がある中で、シブい改定。
福祉はやはり減額されていくのだ。
その中でもプロジェクトを進めて行かないといけないという過酷な状況。


そう崖っぷちなのだ(2回目)


そもそもね。最近のうちは安定してた。
サービスも支援も順調だし、経営的にも安定していた。
このまま続けば一生飯食っていける。やったね、楽勝!
そんな状況だった。


だからかもしれない。


俺、個人としてはダラダラしていたんだと思う。
デカイ計画があるけど、それもまあまあ順調だし。
まあなんとかなるだろ〜的に怠けていたように感じる。


人は安定すると怠ける。


でも、だからこそこの崖っぷちの感覚は、最高にワクワクする。

強い相手に会えば会うほどワクワクする孫悟空のようにワクワクするのだ。


また戻れるかもしれない。
死に物狂いで法人設立と事業開設してたあの頃の感覚に。
脳内がシンプルにスッキリしていくね。


そうワクワクするのだ(2回目)


もともと自分はギリギリまでやらない。
というか、いろいろやりたくない。
基本的には何もしたくない。ゲームしてたい。


自分でもそれが分かっているから、何事も崖っぷちにして背水の陣にして挑むようにしている。


やらなきゃいけない環境におけば、もちろんやらなくちゃいけないし、必死にならないといけない状況では最大限の力を発揮する。
そういう自分の性格を分かっているから、そうするようにする。
自己理解は大事だ。

でも最近は気付かずに慢心してたのだろう。



この改定でハッとしたよ。

ありがとう。厚生労働省の皆様。


俄然やる気になったよ。マジで!


ということで、今年はこれまで以上に攻めますよ。
乞うご期待!



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2018年4月19日木曜日

廃校で起こす新たなAction



ちょうど3年前の今頃。

市と廃校プロジェクトの相談を始めた。


それは、福祉サービスと地域交流を進めるおんらが村構想というもの。

[過去記事] https://smsc-toshi.blogspot.jp/2015/05/blog-post_23.html


気がつけばあれから3年。


この時に話していた廃校は、教育委員会が行う適応指導教室と職員研修施設になっている。

学校の利用については教育関係が優先だからね。しょうがない。


でもその後も想いは変わらず、廃校プロジェクトへの夢を追いかけてきたわけだ。


で、1年前に別の小学校が廃校になり、その活用について最近まで話し合いを進めてきた。

行政の言い分、ウチの言い分、なかなか折り合いはつかなかったけど、今回は大きく進んだ。

廃校の利活用のプロポーザルでプレゼンさせていただくことができた。

これまでは話し合いだけだったけど、大きく進んできた証拠だ。





そして、市でのプレゼンを行った。
当日は、上層部の方々が30名くらい。


いや〜緊張しました。とてつもなく。


これほど上手くいかなかったプレゼンはないだろうな。

ビデオを見るのが怖いくらいだ。(練習も兼ねて毎回ビデオを取っている。)


その時に話したプレゼンの内容について。

事業内容の部分のみを一部掲載します。









廃校プロジェクトの内容は、児童、障害者、高齢者、生活困窮者などの総合的な福祉サービスと、地域住民が利用できる交流事業を廃校で行うこと。

総合的な福祉サービスでは、「子どもからお年寄りまで、安心して過ごせる地域社会を実現する」というビジョンのもと、各属性や課題にあわせた福祉サービスを展開します。

交流事業では、体育館、図書室、調理室、音楽室等の地域開放スペースと、カフェ、マルシェ、コミュニティースペース、教室の貸し出し等の交流事業を行います。

こうやって書いても分かりずらいかと思いますが、地域の方々が主体的に関わっていける学校として運営できるようにしていきたいと思っています。



行政の方からも質問があったけど、
「なぜ学校でやるのか?」

土地買って、建物建てて運営する事はできる。(金はないけど。)
でも、地域交流をつくり出しにくい。閉鎖的になってしまう可能性がある。

でも学校はどうだろうか?
みんなが通って思い出がつまった、そして地域の方々が利用しやすい設備が整っているという最高の条件。



いきたくなるでしょ!普通。




そういうことです。






詳細は、また追って連絡します。



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2018年4月5日木曜日

地方で起こす "collective impact"



今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。

順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。
長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。

現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって生活支援・介護予防サービスの充実が図れるよう、地域にある様々な社会資源(活動)を取材して、その活動内容をまとめています。

その他にもいろいろあるけどね。
詳しくはこちらを見てください。http://smsc-toshi.blogspot.jp/2018/03/blog-post.html


その活動についてのいろいろをスタッフと話しているときに感じたこと。




地域にあるボランティア団体は60団体以上もあり、会員を含めるとかなりの規模になる。
1団体4~5名だとしても、300人以上の規模だ。

活動内容は様々で、高齢者のサロンや見守りやリハビリ、環境活動、障碍者の支援や児童の支援まで幅広い。ただ高齢者への活動が多い印象はあるけどね。

これらの団体は、それぞれの活動を自団体もしくは少ない団体との連携のみで行っている。
そのため、より地域課題に密着した活動ができているかというとそうでもない

自団体ができる活動をできる範囲で行っているからね。課題に対するインパクトが少ない。

みんな頑張って活動してるんだ、それではもったいない。


それらの個々の団体活動にもっとインパクトを出せないか?という1例を考えてみた。


子ども宅食は、東京都文京区と5つの非営利組織から構成される共同事業体が協働して始めた事業。
(詳しい内容)https://gardenjournalism.com/project/kodomo-takushoku/

ここまで大きくは出来ないかもしれないけれど、地方でも協働すればできるのではないか?

各団体が新しい事業を行うわけではない。今やっている活動を持ちよって、各団体の強みを生かして、目的に合わせて協働すれば新しい取り組みが起こせるかもしれない。



「食材を集めて弁当を作り配送する。」

これはもうできていることだ。目的を何にするかだけなんだよね。


こう考えるとなんかできそうな感じがしないかい?


小さくても地方の市内で起こせる "collective impact"


ということで、"collective impact" 意識した取り組みをこれからどんどん作っていこうと思う。
何事もみんなでやる方が楽しいからね  b(^o^)d


"collective impact"とは?
立場の異なる組織(行政、企業、NPO、財団、有志団体など)が、組織の壁を越えてお互いの強みを出し合い社会的課題の解決を目指すアプローチのこと。


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2018年3月2日金曜日

生活支援コーディネーターになりました。

今年の1月から稲敷市の生活支援コーディネーターとして活動しています。
3月号の広報に載りましたのでご報告です。

稲敷市HPリンク
http://www.city.inashiki.lg.jp/page/page005237.html


以下、書いてある文です。
❝ ひとり暮らし世帯や支援を必要とする高齢者が増加する中、市では、地域住民が主体となり、生活支援・介護予防サービスの充実が図れるよう、稲敷市地域ささえあい協議会の設置や生活支援コーディネーターを配置し、地域づくりを進めています。
★支えあいづくりの調整役として、「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」を配置しました。今後、生活支援コーディネーターが、皆さんの地域にお伺いしますので、ご協力をお願い致します。


で、とりあえず何をやっていくのか?

高齢者の生活支援・介護予防サービスの体制整備を推進していくことを目的とし、地域における生活支援等の体制整備に向けた調整を行います。
リンク ⇒ http://www.city.inashiki.lg.jp/page/page005236.html

ささえあいのつどいというイベントの定期開催のお手伝い。
リンク ⇒ http://www.city.inashiki.lg.jp/page/page005240.html


今どんな活動をしているか?

地域でオモシロい活動をしている個人または団体を取材しています。

〈集いの場・生活支援・介護予防〉
地域サロン、見守り、趣味活動、カフェ、安否確認、休憩スペース、健康づくり活動、ちょっとした家事応援など、地域で活動している方の取材をしています。


もし情報提供等ありましたらご連絡ください。

問い合わせ:稲敷市高齢福祉課(稲敷市地域包括支援センター)
      電話:029-834-5353(直通)


よろしくお願いいたします。


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2018年2月13日火曜日

【御礼】まちキッチン「あえる」のクラウドファンディングが無事に達成できました。

まちキッチン「あえる」のクラウドファンディングが達成。


【結果】 2017/12/09~2018/01/30(2ヶ月)
 目標金額 ¥300,000
 集まった支援総額 ¥383,000(127%達成)  パトロン数 61人

 CAMPFIRE https://camp-fire.jp/projects/view/54070


目標金額を上回り達成できたのも、たくさんの方のご協力とご支援があったからと感謝しております。誠にありがとうございました。


この企画は、昨年の9月以前(いつか忘れた...)に地域おこしの高島君と子ども食堂の企画を考えていて動き出したもの。

9月1日には、いつものデニーズにて高島君とざっくりと内容やスケジュールを決めた。
その時には、子ども食堂という食事を提供するだけではなく、食育をテーマに企画していこうという話になった。それから、ほとんどは高島君に丸投げしたけど(笑)

(ざっくりとした流れ)
  9月 子ども食堂の話し合い
     子ども食堂 → 子どもキッチン → まちキッチン
   (たしかこんな風に決まっていったと思う。)
10月 コアメンバーの顔合わせ → 普及委員会結成
12月 CAMPFIREにてクラウドファンディングを開始。
 16日 子どもの学習支援「てらこむ」とコラボしてまちキッチンpre1を行う。
  1月
   28日 まちキッチン「あえる」体験説明会(pre2)&映画『夢のキセキ』無料上映会・舞台挨拶
 29日 ライブ配信型サービス「CAMPFIRE Fireball」による生放送
 30日 CAMPFIREでのクラウドファンディングが終了。

こうやって振返ってみると、いろいろやっていたんだな。スケジュールで確認したけど、仕事も多忙なのによくやっていたな~と。とりあえず忙しかった。そして飲み過ぎた。

中心でやっていた高島君はさぞ忙しかったんだろうね。
お疲れ様です。そして達成おめでとう!


実際まちキッチンてどういうものか?

pre1の様子。

pre2の様子。

一緒に作って、一緒に食べる。それだけです。
まちで行われる調理実習に近いイメージだと思います。


誰がやっているのか?

【あえる普及委員会メンバー】
・給仕長&発起人- 高島聖也(稲敷市地域おこし協力隊)
・ディレクター - 根本敏宏
          (特定非営利活動法人SMSC理事長・稲敷市自立支援協議会副会長)
・オーナーシェフ- 諸岡明美
        (NPO法人認知症介護家族の会うさぎ理事長・稲敷市ボランティア連絡協議会会長)
・パティシエ  - 東郷和之(東郷菓子舗・えどさき大参集 実行委員長)
・目利き係   - 友田穣太郎(千州額縁株式会社・稲敷市PTA会長)

このメンバーを中心に活動しています。皆さん市内で様々な活動をしており属性も様々。
江戸崎・東・桜川・新利根の旧市町村にそれぞれ住む20代~60代の多様性のあるチームです。


皆さまのおかげで無事にクラウドファンディングが成功して活動資金を得ることができました。

ここでクラウドファンディングは終了となりましたが、まちキッチン「あえる」の取り組みと地域課題を地域で改善するチャレンジはこれから始まります。

頂いた支援金を無駄にしないよう4月からのOPENに向けて、これからも準備等々頑張っていきたいと思います。


これからのまちキッチンの取り組み

月1回のまちキッチン「あえる」の運営を行います。
「一緒に作って一緒に食べる。」という取り組みを通して、下記の3つを解決していきたいと思います。

すべての子どもたちにチャンスがあるまちを作る。(食育から貧困の改善)
地域課題に無関心なまちの意識を変える。(無関心の打破)
③顔が分からないけど困っているあの人のために手を差し伸べられるカッコいい大人を増やす。(大人の意識改革)

これらの課題を解決をしていくために、あえるの事業は寄付をベースに運営していきたいと考えています。

そのためこれからも皆さんのご支援とご協力、そしてご寄付など、今後ともサポートをよろしくお願いいたします。


以上。

あえるディレクター 根本敏宏


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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2018年2月1日木曜日

あいりんスタディーツアー

1月の24~26日に大阪の西成区(あいりん)にスタディーツアーに行ってきた。

何で行ってきたかというと、友人との話の流れで...。

というのもあるが、日雇い労働者や路上生活者が多い地域なので、困窮者支援をしているうちとしては、しっかり現状を見ないといけないと思っていたから。
(詳しいあいりん事情については、Wikipedia より)

で、泊まっていたのがここ。ドヤと呼ばれる宿泊所に2泊3日滞在。


なぜドヤに泊まったのか?
それはセツルメントに近い意味がある。

セツルメント(Settlement)は、1880年代のイギリスにおいて、知識や教養のある学校教育や学生、教会関係者など中級階級の人たちが、都市の貧困地域(スラム)に移り住み、労働者階級、とりわけ貧困に苦しむ人々に対して直接触れ、生活を共にすることによって生活状態を改善する架橋的運動として始まった。
引用はこちら。 セツルメント運動

貧困の方々がどこに住んで、どのような生活をしているのか?
それを体験する方が理解が深まると思うからね。

実際に泊まった感想として、思ってたより快適。もちろん昔とは比較にならないと思うけどね。エアコンはあるし。シャワーもあるし大浴場もある。布団もあって温かいところで寝ることができた。最高だ。

これで1泊1,500円くらいだったから、かなりのお得感。

ただ部屋はテレビと冷蔵庫以外何もない。寝るだけだね。
何もやる気が起きないこの部屋は、ずっと住んでたら堕落するような気がした。なんとなくだけど。

しかもここにはいろんな人がいて、高齢者が意外に多いことに驚いた。
シルバーカーを押して、洗い場に行ってひたすら何かを洗っている。
多分ここに住んでいるんだろう。

他にも高齢者はたくさんいて、あの狭い部屋が自分の部屋のように飾りつけしてあるところもあった。これは、ちらっと友人が見たと言っていた。
なので、ドヤが住む場所として、また生活拠点として成り立っている人々がたくさんいるんだろうと推測できた。

それと、こういうこともあった。


高齢者の人がいる。外人もいる。刺青の怖いおっちゃんがいる。若い人も気の弱そうな人もバックパッカーもいる。いろんな人が思い思いにドヤを利用しているんだろう。
めっちゃごちゃまぜの空間だったな。

それはホテルを出てからそうだったけど。


とまあ、ドヤの話は置いといて。


労働面の話。
ここは、あいりん労働公共職業安定所。


ここは、あいりん地区の日雇い労働者の就労斡旋と福祉の向上を目的に設置された福祉施設みたいです。建物内には、あいりん労働公共職業安定所、テナントの売店、食堂、喫茶店などがある。
※日雇いの就労斡旋は日本でここくらいらしい。

場内の1階では、早朝午前5時ぐらいより日雇労働者が集まり、関西圏やそれ以外の地域の会社の者により、土工や解体業などの仕事の求人活動が行われる。利用時間は、午前5時より午後6時となっている。

良い仕事は早い者勝ちになる傾向があり、3時、4時から動き始める人もいるみたい。
仕事をとれた人は仕事をして、あぶれた人はぶらぶらしたり、誰かと話したり、カラオケしたり、呑んでる人がそこかしこに見られた。

日雇い労働で生活しているから、いろいろ困難なことがあったんだろうと思う。
日銭を稼いで日銭を使う。
そんな生活スタイルが感じられた。

実際にこの町に流れ着いてから出ていくには9年が目安らしい。
10年を超えてしまうと出ていくことが不可能になるとの意見もある。

この社会に慣れてしまうと、出ていくのは難しいんだろうね。
自分もドヤに泊まってて、この生活を継続すると堕落すると感じたし。


まあその他にも、おかしなところはたくさんあった。

まず公園。
写真はないけど、公園なのに遊具もなく、なぜか入れないようになっているところも多々見られた。それに一つでは炊き出しをやっていて、並んでいる人がたくさんいた。


スーパー玉出。



この地域で有名なスーパー玉出。弁当や総菜などビビるくらいに安い。
味はまあ...普通だったと思う。
仕事があるかないかで生活が決まる人には、もっとも必要な場所。


もちろん自販機もなぜか安い。

日本で唯一暴動がおこるため、警察署の建物は重厚で入り口に門番が立っている。

町のいたるところに福祉の看板。多分、生活保護のことだろう。

中国人が経営するカラオケバーがめっちゃ多く、しかもその先は飛田新地。
格差がハンパないな。



この地域の独特の空気と雰囲気感がとても新鮮だ。


貧困に苦しんでいるんだろうけど、それでも呑んで楽しく生活している人もたくさんいる。



※ちなみにこれは夏の写真だ。前行った時のもの。

道路わきでは助け合って物品交換したり、おごったりなど。
相互扶助の関係もあるんだろうね。


生活費が少なくても、楽しんで生きていける。
幸せって何なんだろうな~と考えてしまったよ。


あいりんでの支援団体の方が、この地域は貧困が多いためマーケットが大きいと話していた。


そのため支援する団体も多いとのこと。それもあって、ここでの生活が良くなってきているのだろうと思う。

この地域と比べれば、支援が少ないうちの地域は、まだまだ幸せなのかもしれないとも感じた。


と、いろいろ書いていけばキリないのでこの辺で終了します。



ちなみに、せっかく大阪に行ったので美味しいものをたくさん食べました。

新世界の串カツ

どこかのタコ焼き

なにわのお好み焼き

北新地のかすうどん

以上。

長くなったけど、スタディーツアーとグルメツアーを無事に終了しました (*´∇`*)


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

まちキッチン「あえる」のクラウドファンディングに挑戦中です。
是非ご支援をよろしくお願いいたします。
(クラウドファンディングページ)) https://camp-fire.jp/projects/view/54070

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一緒に働きたい! http://www.npo-smsc.jp/recruit

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2018年1月22日月曜日

ビジネスでもソーシャルワーカーにとっても情報は最高の武器である。



1月9日付で、稲敷市生活支援コーディネーターに委嘱されましたのでご報告です。
(3月号の稲敷広報で紹介されると思いますが)
生活支援コーディネーターは、地域住民が主体となって生活支援・介護予防サービスの提供体制の整備に向けた活動や充実(ささえあいづくり)のための調整役を行います。

(主な役割)
①地域の不足するサービスの創出
②ネットワーク構築
③ニーズと取り組みのマッチング
④その他地域のささえあい体制づくりに関して必要なこと

簡単に言うと、
支援が必要だけどないな → では、作ろうか。
どこで支援が受けられる → あそこを紹介します。
誰か助けて! 助けたいけど、どこにいる?  → 私がつなげますよ v(´∀`*v)ピース
まだまだ問題あるよな → みんなで話し合おう!

 支援が必要な人 ⇔ 支援者・サービス のマッチング調整役ってことです。

そのため、地域にある様々なサービス、取り組みをしている団体のところに取材に行くかもしれませんので、その時は快く受け入れていただけると嬉しいです。

ユニークな活動交流を創っている場所、ささえあいにつながる活動、市内のどこでも取材に行くのでご紹介ください。

よろしくお願いいたします。

はい、宣伝はこの辺で。


この仕事、結構日々の業務が忙しくて大変なんです。

それなのに、なぜ引き受けたのか?

ビジネスの面でもそうだけど、情報って大事。あたり前だけど。
何をやるにも情報があるかないかで勝負は決まります。


それはソーシャルワーカーにとっても同じこと。

困っている人が相談に来た際に、本人には何のサービスが必要か?
病院の必要は?福祉サービスは?どの制度が利用できる?
サービスと言っても様々あって、事業所もたくさんある。
その他のインフォーマルな支援は?あるのか。

あらゆる方向性で考えて本人に合わせた支援を組み合わせる。
その支援を振返りながら、次の支援につなげるため評価と計画の繰り返し。

みんな様々な資源を考えるけど、地域におけるインフォーマルな支援をいろいろ知っている人、というのは少ないのではないだろうか?
それは足を使って探すしかないからね。聞き込みも。
現場が忙しい支援業務の中で、地域資源を見つけていくには時間も人も足らないんだよね。

でも、なかなか知りえないインフォーマルな支援を組み込むことが大事なのはみんな知っていることだと思う。
公助のサービス以外でも、買物・交通・見守りなどなど、あげればきりがない。

その現場にとってはものすごく必要で、でも仕事が忙しくてなかなか集められない情報を、自分は仕事として集められる。素晴らしい環境なのだ (o゚▽゚)

自分の支援にも直結するし、市民の方にも必要な情報。
しかも自分を介して伝達していく。ここが最高の強み。

モロモロ、プラスでしかない。

このコーディネーターの業務を通して、様々な情報を集めて、支援に生かしていきたい。
もちろん、集めた情報は市民が利用できる形で公開していきたいとも思う。



世界はオープンソースになっていくだろうからね。

独占せずに広く利用できるような形にしていこうと思う。

ということで、情報収集頑張りますという話でした。


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2018年1月5日金曜日

新年のご挨拶と目標です。



新年明けましておめでとうございます。
皆様のおかげで今年も無事に新しい年を迎えることができました。


昨年の7月には、5周年記念イベントとして貧困問題について考える無料講演会(~「普通」の暮らしがしたい~ 先の見えない「貧困世代」のリアル)と水戸京成ホテルにて5周年記念パーティーを行うことができました。
【過去記事】 5周年記念を迎えて。  5周年記念イベントを終えて。

無事に開催できたのも皆様の協力があってのことだと思っています。
ありがとうございます。


5年という節目を越えて、スタートアップという第1章が終わり、第2章へ移ってきたんだなと実感してます。


平成30年度(2018年)には診療報酬、介護報酬が同時改定されます。もちろん、障害福祉サービス等報酬も改定になります。報酬の増減は様々ありますが、ますます各事業所の力が試されてくるのではないでしょうか?

当法人もさらに気を引き締めていきたいところです。


とりあえず今年の目標を設定する前に、これまでの法人のビジョンと動きの振り返りから。

スタートから「障害のある方が安心して過ごせる地域社会を実現する」というビジョンで、グループホームや就労支援、相談支援事業を展開してきました。
そこで得た気付きとして、貧困の問題を改善できれば、精神的な疾患や障害を減らせるのではないか?ということ。それほど貧困状態の方が多かった。

そのため昨年は、特に社会的な障壁の多い障害者や生活困窮者を含む「すべての人にチャンスのある社会をつくる」というビジョンで、昨年の4月から生活困窮者世帯の子どもの学習支援事業を始めました。活動してみて感じたのは、貧困の度合いと量。比較的裕福な地域だと思っていましたが、格差はとても大きい。
「でもその現状を知っている人がほとんどいない。」というのが、この問題に支援が届きにくい理由だとも思います。


これらの活動を越えて第2章はどうするか?

ちなみに今年より稲敷市の高齢福祉課にコミットして生活支援コーディネーターの役職に就きます。そのため、高齢分野の支援も視野に入れなければいけないということです。

これまでの福祉活動を通して感じるのは、障害者や生活困窮者等が安心して過ごせる社会では足りないということ。そこには、それ以外の一般の人もいるのだから。

またどの分野もバラバラでの運営なので、高齢者・障害者・児童・一般等のそれぞれの関りがそんなにない。なので、どの問題も当事者意識を持ちづらいし、差別や偏見にまでつながっていくんだろうとも思います。


これからはあらゆる人が交わり、関われる空間、サービスを作っていく。



「ゆりかごから墓場まで。」が頭に思い浮かんだ。

これは、社会保障制度の充実を形容する言葉で、第二次世界大戦後にイギリス労働党の掲げたスローガンのこと。これが日本を含めた各国の社会福祉政策の指針となった。


まわりまわって福祉の原点に立ち返るような感覚なのだ。



「子どもからお年寄りまで安心して過ごせる地域社会を実現する。」

これからはこれを理念として活動していきたいと思います。


この活動は皆さんの協力があればこそ実現するものと信じてます。まずは目の前の課題にひとつひとつ着実に取り組んでいきます。どうか皆さん、今年もよろしくお願いします。

新しい年が更に良い年になるよう祈念致しまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。


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地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...