2017年11月28日火曜日

互助を強めないといけない時代になりました。



厚労省は2017年2月7日、『「地域共生社会」の実現に向けて(当面の改革工程)』というプランを公表。「我が事・丸ごと」と称する政策の方向性をまとめた文書で、介護保険、障害者福祉、生活困窮者自立支援、子育て支援などの制度の見直しを進め、20年代初頭の全面展開を目指すとしています。

ざっくりとした内容について
・支え手・受け手という関係を地域住民の主体的な支え合いに変える
・制度・分野ごとの縦割りを改め、総合的な相談支援体制をつくる
・ボランティアやNPOなど多様な担い手の参画、民間資金の活用、産業との連携などで地域のつなが
 りを強化する
・保健・医療・福祉の専門職養成に共通基礎課程を設けて看護師や保育士、社会福祉士など複数の資格
 を取りやすくして、人材が様々な分野で活躍できるようにする。

上記の記事は下記より。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171124-OYTET50027/


特に気になるのは、
サービス主体から地域住民の主体的な支え合いへ。
多職種産業連携で地域のつながりを強化するというところ。

行政責任による給付と公的制度によるサービスが縮小されて行かないかが心配である。
財源がそんなにありません。自分たちでやりましょうと...。

この辺は行政サイドにしっかりと訴えていくことはもちろんとして、国がこの流れで進んでいく以上、ささえあいの地域づくりを進めていかなくてはいけない。

それに互助の取り組みについては、高齢者分野だけではなく、障害者分野もそうだし、あらゆるところで地域生活拠点を作りなさいというお達しが来ている。

この拠点づくりについては、自治体レベルで大きな差が生まれていくことになるから、今どこの自治体もてんやわんやなのだ。

も~、大変。


これはみんなでなんとかするしかね~べ。


ということで、稲敷市ささえあいのつどいの告知です。


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 介護保険制度が大きく変わり,これからは「住民同士で支え合う仕組み」が必要となってきます。
  誰もが住み慣れた稲敷市で,安心して暮らしつづけられる地域づくりについて,一緒に考えてみませんか。

 【日時】
 平成29年12月17日(日)14:00~15:30

 【会場】
 稲敷市役所 3階 331会議室(稲敷市犬塚1570-1)

 【内容】
 ・行政説明「稲敷市の現状とささえあいの必要な理由について」
 ・グループディスカッション「今,稲敷市で困っていることは」

【お申込期限】
 平成29年12月8日(金)
※当日参加も可能ですが,準備の都合上,事前のお申込みにご協力ください。
  また,詳細は稲敷市広報12月号をご確認ください。

 【お申込・お問合せ】
 稲敷市高齢福祉課 地域包括支援センター
TEL:029-834-5353(直通)
 担当 鈴木・高城

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ちなみに、自分は委員なので全部参加予定です。

「稲敷市のために何か力になりたい。」と思うあなた。


そう、今がチャンスです。


是非たくさんの方が参加してくれるといいな~。
よろしくお願いいたします。



~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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一緒に働きたい! http://www.npo-smsc.jp/recruit

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2017年11月2日木曜日

ささえあいという共助の取組が始まります。



今年から新たな役職につきました。

それは、稲敷市地域ささえあい協議会の委員です。

役職マスターにになる気はないのですが、この委員としてやることが、自分がこれからやりたいことにとても近いので引き受けたという感じです。

で、ささえあい協議会は何をするのか?

要綱では、生活支援サービス・介護予防の推進の体制整備に向けて、関係機関との情報共有及び連携・協働による資源開発等を推進することを目的に設立されました。
(取組)
・サービス需要と資源の状況把握及び連携
・多様な主体への協力依頼
・ネットワーク化
・生活支援サービスの開発、担い手の活動支援
などなどを行います。

難しい話です。

これからますます高齢社会になっていく。
そして社会保障費もますます増えてくる。
でも担い手は減っていく。
だから共助の力も強めましょうってことだ。

で、何をやるのか?

地域にある問題は、行政がやらなければいけないことがある。それは、行政で解決しよう。

それ以外の制度の狭間の問題。支援が必要だけど制度化されていない部分のこと。これは、民間やNPOが課題解決に取り組んでいる。うちもそのNPOの一つ。

さらに身近にある地域の困りごと等の問題。これは、ささえあい協議会やこれから配置されるSC(生活支援コーディネーター)が主体的に関り改善していこうってこと。

問題は縦だけではなく横にも広がっている。
協議体はそれらの課題を共有して、他団体を巻き込んで協力して解決する仕組みを作っていこうと。


国の社会保障費や財源という問題にもいろいろ言いたいことはあるが、それを含めて自分でできることはやっていかないといけないからね。


前にも書いたが、福祉は制度化されて予算がつき、支援の受け手やサービスの広がりができた。それは良いことだが、そのおかげで要支援者と地域との関係性が希薄になり距離が大きくなったように感じている。
町の中で多世代、他属性の多様な主体の交わる機会がなくなってきたと思うんだ。

なので、この役割も含めて地域を紡ぎなおしていきたいと思っています。


そして、この活動を含めて、地域拠点であり福祉の総合拠点を作っていけたらと。


今後、稲敷市内全域からさらにより身近な小さい地域で拠点を作っていく予定です。
興味がある方は、ご連絡ください。

また、住民向けの勉強会も開催していきます。
詳しくはまだ決まってないですが、決まりましたらこちらでも告知していきます。


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

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地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...