2017年2月13日月曜日

ベーシックインカムという社会のあり方

ベーシックインカムという社会の在り方についての実験が世界で行われ始めている。
最近、ニュースで見るようになった。

今後の社会の在り方を考えていくにも、このような実験は素晴しいことだと思う。

そもそもベーシックインカムとは何なのか?

ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想のこと。(Wikipediaより)

基本的な生活費を政府がすべての国民に対して、現金を無条件で定期的に支給するということは必要なのか?

つい最近のニュースでサンフランシスコでベーシックインカムの実験が始まったとのこと。https://www.businessinsider.jp/post-560



賛成派は、社会的なセーフティネットを強化することで貧困に陥る人が減り、最終的にはより健康で幸せな社会を築くことができると主張し、反対論者たちは、お金が薬物や飲酒に費やされるのではないかと疑問視している。

どちらももっともな意見だと思う。
性善説、性悪説、両方の意見があるんだろうね。

日本は生活保護世帯が増えてきているが、生活保護の捕捉率は低い。困っているのに保護されていない世帯が多いということだ。それが全員に現金を定期的に支給することになれば、捕捉率どうこうではなく改善されると思う。
逆に生活保護問題では、保護世帯のお金の使い方についてのニュースも多かった。特に嗜好品にお金を使い過ぎだとか、趣味とか、働けとか。個人の根性論や努力論で自己責任にしたいのだろうけど、全体から見ればごく一部なことは知っている。そもそも高齢者や障害者などの社会的な障壁が大きい人が多いのだから。最低限度の生活を脅かしてはいけないと思うんだよね。

ベーシンクインカムの導入やコストなど、日本でも可能なのか?については、専門家の方たちが考えるだろうから、自分は別のことを考える。

この制度について考えると、自分はこれからの「働くこと」「働き方」ということを問われているような気がするんだよね。

自分にとって働くということは何なのか? 食べるため?生活のため?遊ぶため?やりがいや生きがい?その仕事をやりたいから?
人それぞれ働く思いは違うと思うけれど、働き方に向き合う時期なのかもしれない。

ワーク・ライフ・バランスが叫ばれ、ノマドなどの新しいワークスタイルが出てきた。ブラック企業が増えて、長時間労働で低賃金のワーキングプア問題も社会問題になった。そして、一億総活躍社会の実現に向けた「働き方改革」なるものもでてきた。

これまでの雇用のあり方がゆっくり崩れていき、新しい雇用のあり方が始まっていく改革期にあるんだと思う。

自分はライスワーカーなのか?働きたいのか?ではどういう働き方をする?


働かないという選択の自由ができる社会になることもあるのかもしれない。


「どう働くのか?」 から 「なぜ働くのか?」 へ。


しっかり自分自身の「働き方」について考えよう。


あなたは働きますか?


ちなみに自分は仕事と生活と遊びの境目がない。
すべてが関連した一つのことみたいな感じなんだよね。
だからこれからもやりたいことやって働きます!


最後にベーシックインカムの導入実験を行う8カ国 について
https://www.businessinsider.jp/post-528


~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

ボランティアしてみたい。 http://www.npo-smsc.jp/join/volunteer
一緒に働きたい! http://www.npo-smsc.jp/recruit

他にもいろいろ聞いてみたい方へ。

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2017年2月2日木曜日

新サービスのてらこむを4月8日にローンチします。

「ローンチ」

ローンチは、新しいサービスや商品の提供を開始することです。

何となくかっこいいからね。
一度は使ってみたかったんだよね。
なのであえて使ってみました(笑)


まあ、それは置いといてサービス紹介です。

SMSCの新サービスとして、子どもの学習支援事業を4月8日より開始します。


その名は、てらこむ。

なぜてらこむにしたかというと、寺子屋×コミュニティーの略で、子どもたちが勉強を行う寺子屋の機能と、みんなが集って話したり遊んだりする空間にしていきたいとの想いを込めてつけました。

この事業は、稲敷市の委託受けて生活困窮者自立支援法に定められた「子どもの貧困対策」のための学習支援事業になります。
個々の学習意欲や能力に合わせて、授業の復習や宿題、受験対策等の学習支援、コミュニケーションなどの生活技能訓練、スポーツや遊びを通じたレクリエーションなどの支援を行います。



そもそもこの事業をなぜやるのか?

SMSCは、これまで精神的な病や障害、心の悩みなどに苦しむ方々のサポートを行うことで、病気や障害があっても安心して過ごせる地域社会を実現することを目的に活動してきました。

その活動を通して、彼らの背景には様々な社会問題があることを知りました。 
ひきこもりやいじめ、虐待や暴力、様々なハラスメント、高齢化や自殺問題など様々な問題を抱えています。 
そして、1人1人がそれらの様々な問題を抱えながら、さらに奥には多くの方が共通してもっていたのが貧困でした。

実際に当事者の方々やご家族の方々と相談していると、貧困の度合いに衝撃を受けたことが何度もあります。 

電気や水道のライフラインが止まってしまう状況はもちろんのこと、学校の外の水飲み場で洗い物したり、お風呂に入れなかったり、消耗品の制約や食費の節約、家族の年金の使い込み、虐待やいじめ、女性だったら水商売で働く選択をしなくてはいけないこともあると聞きました。

普通に暮らしてきた人には別世界のような話ですが、彼らにとってそれはあたり前の世界でした。

子どもの頃からこのような生活状態が続けば、メンタル不全になってしまったり、学力の低下や将来の貧困につながります。
この問題をどうにかできないかと考えたのがきっかけです。

※ちなみにちょうど1年前に書いた記事にも書いてます。こちらも見てください。

なんだかんだで、ここまで来るのに1年かかってるんです!


では子どもの貧困にはどのような問題があるのか?

①現状 
日本の子どもの貧困率は今、OECD加盟国の中で最悪の水準にあります。子どもの貧困率は、1980年代から一貫して上昇傾向にあり、今日では実に6人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。 

②子どもの貧困がもたらす社会的損失 
子ども時代の経済格差が教育格差を生み、将来の所得格差につながります。その社会的損失は、子どもの貧困を放置した場合、わずか1学年あたりでも経済損失は約2.9兆円に達し、政府の財政負担は1.1兆円増加するという推計結果となった。(日本財団より) 

③貧困の連鎖の問題 
生活が困窮していれば教育にかけるお金も少なくなる。ゆくゆくは非正規で働く人が増える。教育格差が所得格差につながり、その状況を放置すれば、貧困が子どもへと移り、貧困の連鎖が生まれる。


どうやって改善していくのか?

これらの問題は、早い段階での支援をすることで効果が出ると考えています。 

子どもの学習支援事業てらこむは、下記日程、内容で行います。
【日時】 毎週土曜日 13:00~17:00
【場所】 市内の公共施設

①学習支援
学習ボランティアスタッフを中心に、個々の授業の復習や宿題などの指導を中心に子どもたちの勉強をサポートします。

②レクリエーション
レクリエーションボランティアスタッフを中心に、レクリエーションを通して人との交流やコミュニケーション、挨拶やマナーなどの体験を通した学びを支援します。

③アウトリーチ
家庭訪問を行い、本人の学習支援活動への参加や継続のための支援、またご家族の悩みや生活技能・環境調整等のソーシャルワークを行います。

小学校からの学習支援を通して、一人一人の抱える様々な問題を家族を含めて改善して、メンタル不全の改善や学力の向上、貧困の連鎖を減らしていきたいというのがSMSCの願いです。


SMSCからのお願いです!

てらこむを安定して継続して運営していくためには、たくさんの方の協力が必要です。
特に、中心的な役割の支援スタッフとボランティアスタッフを募集しています。

詳細は下記を見てください!





~SMSCの活動に興味を持ってくださった方へ。~

ボランティアしてみたい。 http://www.npo-smsc.jp/join/volunteer
一緒に働きたい! http://www.npo-smsc.jp/recruit

他にもいろいろ聞いてみたい方へ。

【お問合せ窓口】
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地方で起こす "collective impact"

今年の1月より市より委嘱を受けた、生活支援コーディネーター(SC)というお仕事。 順調に活動を始めて3ヶ月が経ちました。 長時間ではないにせよ、月に8日活動したのでこれまで24日くらい業務しています。 現在どういう活動をしているかというと、地域住民が主体となって...